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喪服以外はダメ?喪服がないときの喪服以外の服装と喪服の用意方法

喪服がない、喪服以外はダメ?

お葬式の服装といえば「喪服もふく」です。
駆けつけのお通夜で必要ではありませんが、告別式では着ていくことが一般的です。

しかし、喪服をまだ持っていないという人も、若い人に少なくありませんよね。

さてその場合どうしたら良いのでしょうか?

今夜お通夜なのに、喪服持ってないの。どうしたらいいのかしら。

お姉ちゃん

おさるくん

心配しないで。お通夜だったら、リクルートスーツとか黒い地味目の服装で駆けつけても大丈夫だよ。
なるほど、つまりお通夜は平服で参列しても大丈夫なんだね。

パパ

おさるくん

うん、本当に時間がなければ、着の身着のままで直行する場合もあるよ。ただし告別式は喪服でないとダメだよ。早めに準備しておいてね。

また、喪服を持っているものの、突然の訃報で家に帰る時間がなく、出先から直行しなければならないというのも起こりうるシチュエーションでもあるでしょう。

ということで、喪服がない場合どうしたら良いかをこの記事でみていきましょう。

喪服の種類は3種類

お通夜や告別式で着用する喪服は3種類あり、シーンや用途によって着用するべき喪服が異なるので覚えておくと良いです。

最初にお伝えしておくと、喪服を購入するのであれば準喪服を選ぶようにします。お通夜にも告別式にも着用できて、親族でも一般参列でもマナー違反ではありません。

また正喪服と比較すると、準喪服は手に入りやすい値段で購入できます。お店やブランドにもよりますが、5万円もあれば十分な準喪服が手に入るでしょう。

①正喪服

正喪服は、喪服の中で格式が高いものになります。基本的には喪主とその配偶者や近親者のみが着用するものです。

一般の参列者が正喪服を着用すると、喪主と格式が同等もしくはそれ以上になってしまうことがあるので避けなくてはいけません。

ただし最近では喪主であっても正喪服を着用する人は減ってきています。本来は喪に服しているという意味のあるものなので、遺族であれば正喪服を用意するほうが良いでしょう。

②準喪服

準喪服は、一般的な喪服と呼ばれるものであり、お通夜・告別式・法事などの弔事で着用します。

準喪服は葬儀を開催する側が着用するものですが、一般の参列者が着用しても問題ありません。また喪主や近親者も正喪服ではなく、準喪服を着用することが増えています。

③略喪服

略喪服は、ブラックフォーマルを除いた地味な色合いのスーツやワンピースのことです。手持ちのダークな色合いの服を合わせたものが略喪服となります。

ひと昔前までは、突然のお通夜に喪服を用意しているのは失礼であったため略喪服での参列がマナーでした。しかし最近は略喪服でお通夜を訪れる人はいないため、準喪服を用意しておくほうが良いでしょう。

ただし喪主から「平服で参加ください」という案内があった時は、略喪服を着用するようにしてください。

喪服がないときはどうしたらいい?

お通夜は平服でも参列できる

現在でこそ、喪服で参列することの多いお通夜です。

しかし元々は取り急ぎ駆けつける意味合いが強く、参列者は喪服で駆けつけると死の準備をしていたようなので、平服で参列した方がよいとさえ言われていました。

お通夜の成り立ちについて詳しくは以下のページを参照してみてください。

お通夜のマナー 【2024年版】お通夜の服装マナー、香典、流れなどお通夜の常識と非常識

あなたが一般の参列者であるならば、平服で参列するという選択肢があります。ここで言う平服とは、先ほどの喪服の種類で紹介した略喪服です。

喪服の代用となるように黒に近い落ち着いた色であり、光沢の少ない服であることが必須となります。黒やダークカラーで無地のスーツがあれば、それを着用しましょう。ネクタイは黒にするべきなので、コンビニやスーパーなどでも購入できるので探してみてください。




必ず喪服を着用しなければならない場面

一般参列者は「お通夜であれば平服での参列が可能」とされています。

しかし、遺族はお通夜であっても喪服を着用しなければなりません

喪服はそもそも喪に服していることを遺族が表すために着用するものです。お通夜においても遺族側は喪服を着用して弔問者を迎えていたからです。

また、葬儀・告別式に参列するとき場合は、正式なセレモニーなので参列者全員に喪服の着用が義務付けられています

告別式に参列する人は現在では遺族・親族やごく近い人がほとんどで、一般参列者はお通夜にのみ参列する傾向が強いです。

これらを表にまとめると次のようになります。

お通夜 告別式
一般参列者 平服可 喪服(お通夜にのみ出る人が多数)
遺族 喪服 喪服

したがって、一般の参列者であれば、平服でお通夜にのみ参列するというのがひとつの方法です。

また、立場的には一般参列者だが、どうしても告別式に出たい、または何らかの事情で告別式には参列しなければならない場合や、
遺族だが喪服を持っていない場合などは急いで喪服を用意する必要があります。

家族葬の場合

最近は近親者のみで家族葬を執り行うことも増えてきましたが、家族葬の場合でも喪服のマナーは同じです。家族葬だからといって、喪服を用意しなくてもいいということはありません。

お通夜であれば親族以外は平服でも良いですが、告別式は喪服を着用するのがマナーです。その際に喪主が準喪服を着用するようであれば、格上にならないように平服を着用したほうが良いでしょう。ただし参列してみないと確かめられないところもあるため、わからない時は準喪服で構いません。




喪服がないときの対処法

お通夜に平服で参列する場合

リクルートスーツで代用する

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ここでいう「平服」とは、略礼装・略喪服にあたるものだけでなく、文字通り普段着も含まれています。

これは突然の訃報なので、着の身着のままでお通夜に向かうケースもあるためで、もちろん準備する時間がある場合は略礼装に近い形にします。

当然ながら喪服に近ければ近いほど良いので、黒に近い地味な色で、光沢が少ないもので、できるだけ無地に近いものを選びます。

リクルートスーツであれば社会人以上であれば持っている人も多く、あまり派手なものは購入していないでしょうから、上記の基準も満たしているでしょう。

もちろん、リクルートスーツでなくとも、地味なダークスーツなどでも可能です。

また、男性の場合、ネクタイくらいは入手が簡単なので黒のネクタイは無ければ購入していきましょう。

コンビニは置いていない店もありますが、駅の売店では高確率で販売されています。また多くの百均でも取り扱っています。

女性で喪服がない場合

リクルートスーツでの参列は男性だけでなく、もちろん女性であっても可能です。

女性も肌の露出は極力抑えなければならないので、胸元が開いたブラウスも極力避けましょう
色は黒に越したことはありませんが、白でも可能です。

女性の場合ですと、喪服用ではない黒のワンピース黒のアンサンブルでも代用できます。
やはり、できるだけ喪服に近い黒無地のものがよいでしょう。

できるだけ肌の露出がないものを選び、アクセサリー類も外しておきましょう。
ストッキングはできるだけ黒のものを用意します。肌色しか用意できない場合は肌色でも構いません。




出先からお通夜に直行しなければならないとき

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喪服を持っている場合でも、例えば仕事先で訃報を受けて、お通夜に直行しなければ間に合わないケースなどがあります。

この場合は、喪服が用意できないので当然、着の身着のまま向かうことになります。

ビジネススーツの場合は、ネクタイだけでも黒にしておいたほうがよいかもしれません。

作業着や私服の場合も同様です。そのままお通夜に参列すること自体は問題はありません。

とはいえ、目立つことは確かなので、可能であるならば早退させてもらうなどして自宅に寄れるようにした方が良いでしょう。

お通夜は開始時刻に間に合わない人も少なくないので、お通夜の焼香だけでもあげられるように動きましょう。

「非常識」と思われないために

冒頭にも書いたとおり、もともとお通夜は平服で参列するものでした。

しかし、最近ではきちんとした喪服で参列することが多く、中には平服で参列した場合に「非常識だ」と思われることもあるかもしれません。

「お通夜は必ず礼服でなければならない」という決まりはないので、毅然としていればよいのですが、、

それでも誤解のないように取り急ぎ駆けつけたことをそっと伝えるようにすると無用なトラブルを避けられるかもしれません。

どうしても気になる場合はなんとかして喪服を用意するのも手です。喪服の用意については次項で解説します。




喪服を急いで用意する場合

喪服を借りる

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まず思い浮かぶのが友人・知人に喪服を貸してもらうことです。

喪服を用意しなければならないのは遺族ですから、その場合は家族や親戚などにも当たることになるでしょう。

身長・体格が近い人でも喪服はその人にフィットするように仕立ててあるので、サイズが合わないときは不格好な印象を与えてしまいます。

喪服のレンタルサービスを利用する

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もう一つは喪服のレンタルサービスを利用する方法です。喪服のレンタルは葬儀社貸衣装屋、最近ではインターネットのレンタルサービスも登場してきています。

葬儀社や貸衣装屋は費用は高めですが、実際に寸法を測って、できるだけフィットするものを即日でレンタルすることが可能です。

遺族で喪服を持っていない場合は、葬儀社にまず相談してみると良いでしょう。

葬儀社自体がレンタルを行っていなくても、貸衣装屋に手配をしてくれる場合もあります。

対して、ネットのレンタルサービスは非常に安価で借りることが可能です。

しかし、配達で届くため時間的な制約があることと、サイズ表ごとにレンタルすることになります。サイズが合うかどうかは実際に着てみるまで分からない点がデメリットです。




ネットのレンタルサービスの多くは「◯時までの注文で当日発送」や「翌日◯時着」などが明記されています。

レンタルサービスを利用するときはこれらを確認し、間に合うかどうかをしっかりと確認する必要があります。

例えば、礼服レンタル.comは山口県ですので、当日発送に間に合えば西日本のほとんどの地域で翌日午前中着が可能ですが、中部〜関東は翌日午後、東北は翌々日着になります。

礼服レンタルのやましたは新潟県からの発送なので、東京・大阪・名古屋などの大都市圏に翌日午前中着が可能です。
ネットのレンタルサービスはどの地域からの発送で何時着が可能かが重要なポイントとなるでしょう。

葬儀までに十分に日取りがあり、費用を抑えたい場合はネットサービスがオススメです。サイズの測り方を調べて正確に測るだけでなく、既に持っているスーツなどで寸法を確認するとサイズ違いを防ぐことができるでしょう。

また、クリーニングも不要な場合が多く、着払いでコンビニから返送できる店も多く、格安で便利に利用することができます。

逆に時間が無い場合は葬儀社や貸衣装屋に手配してもらった方が良いかもしれません。

即日仕上げができる店で喪服を購入する

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また、可能であるならばお通夜・告別式までに喪服を購入することも考えられるでしょう。

デパートや洋服屋などでは既成品のみを取り扱っている事が多いですが、

  • 洋服の青山
  • AOKI
  • はるやま
など、紳士服量販店では急ぎであることを伝えれば即日仕上げも可能な店舗も多いです。

喪服で行けることに越したことはありませんが、もちろんデメリットもあります。

まず、短い時間で店舗の在庫の中から選ぶしかないということが挙げられます。

喪服など礼服は基本的に10年以上使うことを考えて用意するのが鉄則で、値段もそれなりに張るものですが、それを限られた時間と種類の中から選ぶしかありません。

また、即日仕上げで出来る内容は時間によって異なり、裾上げ・ネーム入れは当日可能ですが、ウエスト直しなどの大きな調整は当日にできない可能性があります

当日に間に合わない場合は後日に改めて仕立て直す必要がありますが、葬儀当日は若干サイズのあってない格好で出席することになるかもしれません。



喪服がきつい時の応急処置

喪服は10年着用できるものを購入すると良いとされていますが、実際に着用する機会は1年に1回あるかないかでしょう。

久しぶりに喪服を着用してみると、サイズが合わずに焦ってしまうこともあります。そんな時にできる応急処置があるので覚えておくと便利です。

ズボンやスカートが入らない

お腹周りのサイズが変わり、ズボンやスカートが入らないことは多くあります。その場合に簡単にできる応急処置があるので実践してみましょう。

【用意するもの】

  • 黒いヘアゴム
  • 大きめの安全ピン

【応急処置方法】

  1. ボタンホールに黒いヘアゴムを通してボタンに引っかける
  2. ファスナーが閉まらない部分に安全ピンを固定する

用意するものは上記の2つで、100円ショップやコンビニでも購入することが可能です。応急処置の方法もシンプルですぐにできるでしょう。

もし時間がある人は、手芸用品店などに出向くとウエストを調整できるものが売っているので購入してください。

この方法でサイズ調整した場合、基本的にはジャケットを脱がないようにします。ファスナー部分が出てしまうと安全ピンなども見えてしまうので気をつけましょう。

また女性であれば、矯正下着などを身につけることで体型を補正してスカートが着用できるようになることもあります。値段は1万円前後と安いものではないですが、日常的に使用できるものなので購入を検討してみても良いかもしれません。

ジャケットやワンピースが入らない

ジャケットやワンピースは応急処置するのが難しいアイテムです。だからといって体型に合っていない喪服を着用していくのも失礼になります。

この場合は早めにレンタルをするようにしましょう。レンタルはサイズの幅も広く取り扱っているので、その時の体型に合わせた喪服を着用することができます。

喪服がないときのまとめ

  • 一般の参列者であれば、お通夜に平服で参列する
  • 遺族の場合は、即日仕上げで購入するかレンタルする
大事なのはきちんと故人のために遺族に弔意を伝えることです。
また、これを機に喪服も購入しておくとよいですね。

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