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パパ
遠い親戚が亡くなったらしいんだが、告別式にも出るべきかな…。
おさる
おや、告別式で迷ってるんですか?
パパ
そうなんだ。そもそもお通夜と告別式の違いもよく分かってないし、香典もいくら出せばいいんだろう?考えてみたら分からないことだらけだ。
おさる
葬儀・告別式はお葬式の本番ですからね。知らないよりは知ったほうがいいですよ。
というわけで告別式について分からないことを全部解消しておきましょう。

目次

告別式とは

告別式の歴史

告別式の歴史は意外に新しく、明治から始まっています。まずは簡単に告別式の歴史を振り返ってみましょう。

  1. 明治に中江兆民が無宗教による葬送を希望した結果、無宗教式のセレモニーである告別式が生まれた
  2. ①近親者や親しい人が集まるお通夜、②宗教的儀式である葬儀、③一般の弔問者に対する社会的セレモニーである告別式というお葬式の形が一般化
  3. 葬儀と告別式が次第に一体化、一般の弔問者に対するセレモニーの機能はお通夜へと移っていく
  4. 現在では、一般の弔問者はお通夜へ集まり、近親者や親しい人が告別式(葬儀と一体化)に参列するようになった

あくまでも一般的なお葬式に関する流れですが、地方によっては各儀式ごとの意味合いが依然として残っていたりします。
本来的な意味では無宗教式によるセレモニーでしたが、現在では葬儀と一体化し、主に近親者やごく親しい人達が参列するものになっています。

お通夜と葬儀・告別式の日程

これらのお葬式の儀式はある程度の日程が必要です。
一般的に告別式の後に火葬をするので、喪主はまず火葬できる日を探し、告別式の日程から決定します。
お通夜は告別式の1日前に行うので、日程的にはお通夜の次の日に告別式が開かれる形になります。

告別式の時間

お通夜は昔は近親者が夜通し故人に付き添うものでしたが、現在では夜半には終わる半通夜が一般的です。
対して、告別式はどうでしょうか?

まず葬儀・告別式は昼に開始されます。
葬儀と告別式を終え、出棺をするまで1時間〜1時間半程度で終わります。
火葬場の予約の関係もあるので、タイムスケジュール通りに進むことが多いでしょう。

一般的には火葬場へ向けて出棺した段階で、一般の会葬者は解散し、火葬から先は遺族・親族などごく親しい人のみで行う事が多いようです。

遺族親族は引き続き、火葬、還骨法要、繰り上げ初七日法要などを経て、精進落としを食べて解散となります。普通は開始からどんなに遅くとも6時間を超えることはないでしょう。

お通夜と葬儀(お葬式)と告別式の違い

それぞれの儀式の違いをもう少し深く掘り下げてみましょう。

かつてのお通夜、葬儀、告別式

お通夜は遺族・親族やごく親しい人が故人に夜通し付き添い、お香などを焚いていたものです。

葬儀はお寺の導師による授戒(仏門に入る者に戒律を授けること)と引導(死者を彼岸に導くこと)を行う宗教的儀式で、基本的には遺族・親族のみが参列していました。

そして告別式は無宗教方式のセレモニーとして、一般会葬者にとって故人との最後の別れの場となっていました。

昔  お通夜 葬儀 告別式
参列者 遺族・親族・ごく親しい人 遺族・親族 遺族・親族・一般会葬者
役割 故人に夜通し付き添う 宗教的儀式 故人との最後のお別れの場

現在のお通夜、葬儀・告別式

対して、現在ではお通夜は半通夜となり、さらには一般会葬者は通夜にのみ参列することが一般的になってきました。

葬儀と告別式は一体化し、それぞれ本来の意味は持ちつつも、昼間に開かれる告別式に参列しづらくなり、結果として告別式が持っていた、最後のお別れの場という機能はお通夜に移っていったのです。

お通夜 葬儀・告別式(一体化)
参列者 遺族・親族・一般会葬者 遺族・親族・ごく親しい人・会社関係者など
役割 一般会葬者にとって故人との最後の別れの場 宗教的儀式と社会的セレモニー

お通夜と告別式、どちらに出る?

遺族は当然ながらお葬式の主催者なので全ての儀式に参加する必要がありますが、親族や一般会葬者はどうなのでしょうか。

【原則】どちらか片方で良いし、両方とも出ても良い

原則ですが、参列者はどちらか片方だけ参列すればよいとされています。
通夜には間に合わなかった場合などは告別式に参列し、また告別式に都合がつかない場合はお通夜に参列します。

もちろん、両方参列するのも全く問題ありません。

【一般会葬者の場合】通夜にのみ参列する人が多い

一般会葬者の場合は、通夜にのみ参列する場合が多く、都市部ではその傾向が特に強いです。
告別式は昼に行われるため、故人との血縁関係のない一般会葬者は忌引きで休みを取ることができません
そこで、夜に開かれることの多い通夜に参列することが多くなり、次第に一般会葬者は通夜にのみ参列すればよいという流れができました。

弔電はお通夜と告別式どちらに合わせて送るか

実際に奉読するのは「告別式」

お通夜にも告別式に参列できない場合は弔電を打つことで弔意を表すことができますが、弔電はお通夜と告別式、どちらに合わせて届くようにすればよいのでしょうか?

届いた弔電を実際に奉読するのは告別式です。なので、少なくとも告別式に確実に届けることが弔電の最低条件です。

できるだけ早く出すので、お通夜には間に合わせる感覚で出す

弔電は各社の電報サービスにより異なりますが、基本的に即日配達〜翌日配達です。
告別式に確実に届けるためにはなるべく早く出すことが大原則で、告別式の前日夜には届いていることが望ましいです。

したがって、結局のところ前日夜のお通夜には間に合わせるような感覚で出す必要があります。
弔電に関しては難しいことは考えず、訃報を知ったら即座に手配するようにしましょう。

告別式の流れ

受付・着席

葬儀会場についたら、受付を済ませます。香典を渡し、芳名帳に住所氏名を記帳します。

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葬儀の席の順番は祭壇に向かって右側が遺族・親族、左側がその他一般の参列者などです。祭壇に近いほど上座になるので、自分と故人との関係を踏まえて席次を意識して座るようにしましょう。

導師入場・読経

開式の辞により葬儀が開始され、お坊さんが入場し読経をはじめます。

弔辞・弔電奉読

もし弔辞をお願いしている人や、弔辞を読ませて欲しいという参列者がいれば、弔辞を奉読してもらいます。その後、弔電奉読に入り、何通か読み上げた後は時間の都合上、名前だけを紹介する形になります。

焼香

導師の読経中に遺族・親族、一般会葬者の順番でお焼香を行います。

焼香のやり方に関しては、葬式の宗派に関係なく自分の宗派にそったもので良いとされています。
焼香がよく分からない場合は周りの人に合わせて行えば問題ありません

出棺

儀式が終わった後は、火葬場へ向けて出棺します。火葬場が併設されている斎場を除けば、火葬場への移動が必要です。火葬場へは普通遺族・親族以外の会葬者は同行しません。稀に遺族が火葬場へ誘ってくれることがありますが、自分から行きたいと申し出るのはやめましょう

花入れの儀

故人との最後の対面になります。故人に近い人物から順に棺に「別れ花」を入れる「花入れの儀」を行います。別れ花の他にも副葬品を入れる土葬時代からの習慣がありましたが、現在は火葬ですので燃えないものはいれることはできません

釘打ちの儀

最後の対面が終わると、棺に蓋を閉めて出棺となりますが、この際「釘打ちの儀」というものを行う場合があります。三途の川の小石に見立てて釘を小石で2回叩くという儀式ですが、近年では釘打ちの儀を行うことは少なくなってきているようです。

出棺の挨拶・出棺

出棺の際は故人に近しい男性で棺を霊柩車へ運びます。火葬場は基本的に遺族と親族のみで向かいます。霊柩車へ棺を乗せたら、喪主や親族代表がお見送りをしてくれる会葬者に対してお礼の挨拶をし、火葬場へ向けて出棺します。

一般会葬者は合唱して見送ります。火葬以降は遺族・親族のみで行う事が多く、一般会葬者はここで解散となることが多いです。

火葬

炉前読経

火葬場に到着したら、炉前読経を行う場合があります。その場合は指示に従い、焼香をしましょう。火葬には時間がかかるので別室で待機します。公営斎場などでは、火葬の時間を利用して精進落としを済ませる場合もあります。

拾骨・収骨

火葬が終わったら、遺骨を骨壷に納める「拾骨」を行います。二人一組で箸を使い、指示通りに遺骨を収めていきます。拾う部位や順番など地域によって違いがあるので、これも指示に従います。喪主から順番にやるようですが、周囲に合わせるとよいでしょう。

斎場へ戻り、繰り上げ初七日法要と精進落とし

拾骨が終わったら、斎場へ戻り、繰り上げ初七日法要を行うのが一般的です。文字通り没後7日後の法要ですが、現在では葬儀とセットで済ませる事が多いです。

初七日法要を終えたら精進落としを頂きます。精進落としは頂くのが礼儀なので必ず頂くようにしましょう。

精進落としで告別式は終了です。

パパ
こうしてみると、意外にもやることはシンプルだな。
おさる
はい。基本的に一般の参列者は記帳を済ませて、席につき、焼香をして、出棺を見届ければ告別式は終了です。
遺族・親族は引き続き火葬や精進落としなどがありますが、こちらも基本的には葬儀社とお坊さんの指示に従っていれば大丈夫ですね。

抑えておきたい告別式のマナー

告別式の服装

気になる服装マナー。告別式はどのような服装が相応しいのでしょうか。

【原則】喪服のルール 喪服の格式は「喪主 ≧ 遺族 ≧ 一般会葬者」

当然ですが、葬儀・告別式では喪服を着用します。
原則として、参列者は遺族よりも格式の高い喪服を着てはなりません

また、喪主も他の遺族より格式の低いものを着てはなりません。
喪服の格式は「喪主 ≧ 遺族 ≧ 一般会葬者」という順になるのです。

告別式の喪主の服装

告別式の喪主の服装を見て行きましょう。

まず、男性からですが、洋装の場合、黒のモーニングコート、和装の場合は黒羽二重、染め抜き五つ紋付きの長着と羽織に仙台平の袴をつけます。

女性が喪主や喪主の妻である場合も、和装は黒無地染め抜き五つ紋付、生地は冬は羽二重か一越縮緬で、夏場は駒絽か平絽などです。

洋装の場合は、黒のブラックフォーマル、ワンピースやアンサンブルなどを着用します。

告別式参列者の男性の服装

男性の一般参列者の服装はブラックスーツ一択と言えるでしょう。前述したとおり、喪主や遺族よりも格式の高いものは着てはならないので、正喪服である和装などは着用することがありません。

ネクタイや靴下なども黒に統一します。靴も黒で光沢のないものを選びます。

また、通夜などで着てもよいとされているダークスーツは告別式では着ないようにしましょう。葬儀・告別式など、お葬式の本番とも言える儀式なので、礼服で参列するのがマナーなのです。

告別式参列者の女性の服装

女性の一般の参列者の服装は、ブラックフォーマル(黒のワンピースや黒のアンサンブル)などです。男性と同じく、喪主や遺族よりも格式の高いものは着用しないので、和装を着ることはありません。

また、極力肌を露出してはなりません
結婚指輪を除くアクセサリー類は基本的につけてはなりませんが、唯一「涙の象徴」とされるパールは例外です。
パールを身につける場合は、「不幸が重なること」を連想させる2連のものは避け、1連のものを身につけるようにしましょう。

告別式の持ち物

服装以外にも告別式に必要な持ち物をチェック!

見落としがちなハンカチの色

意外に見落としがちなのがハンカチの色です。

白無地のハンカチを使用するのが一般的ですが、最近では黒のハンカチもOKです。
派手な色は避けて無地のものを使用するのが基本ですが、用意できていない場合は地味目なハンカチを用意していくようにしましょう。

数珠はいるのか。宗派はお葬式の宗派か自分の宗派か。

お葬式といえば数珠を思い浮かべますが、数珠は必要なのでしょうか。

まず、数珠は必ずしも必要なものではありません。仏教徒でない場合は持つ必要はありませんが、敬虔な仏教徒でなくとも、お葬式はほとんどが仏式で行われているので、仏式葬儀の作法として数珠を用意する人も多いのです。

数珠は宗派ごとに玉の数や持ち方が異なっています。お葬式に参列する場合は喪家の宗派に合わせる必要はなく、自分の宗派の数珠で大丈夫です。

香典と香典袋、袱紗

お通夜に参列して香典を渡している場合は不要ですが、そうでない場合は香典も持参する必要があります。
香典を持参する際には香典を香典袋に入れ、さらに袱紗ふくさに包んで持参するようにします。

告別式の香典については次の章で詳しく解説します。

告別式と香典

香典の金額の目安

一般的な香典の金額

香典について一番悩むのは一体いくら包めばいいのか?という点に尽きると思います。

香典の金額を決めるのは自分と故人との関係性です。一般的には血縁関係が近ければ近いほど多く包み、仕事関係や近所の人など比較的遠い関係の人であれば香典も少額になります。

アンケート調査による全国の一般的な香典の目安は以下の通りです。

故人との関係 最多回答額
祖父母 10,000
100,000
兄弟姉妹 50,000
おじ・おば 10,000
上記以外の親戚 10,000
職場関係 5,000
勤務先社員の家族 5,000
取引先関係 5,000
友人・その家族 5,000
隣人・近所 5,000
その他 5,000

出典:一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 第4回香典に関するアンケート調査

金額は個々人の関係性や年齢、地域によっても異なるので注意

もちろん、友人であっても実の家族のように付き合っていたり、親族であっても疎遠な場合など、やはり血縁以外の関係性でも包む金額は変わってきます。
また、年齢や役職によっても包む金額が変わったりしているようです。

隣人やご近所の付き合いであれば、3000円ほどを包むことも多く、地域ごとの慣習もあるので確認してみてもよいでしょう。

新札は避けた方がいい?

昔は新札は用意するのに手間がかかっていたため、新札を用意していることがまるで「死の準備をしていた」ような印象を与えるためよくないとされてきていました。

現在でも新札を避けて旧札を使う人もいますが、新札に折り目をつけて出すことも多いようです。
旧札を使う場合でもあまりに古すぎるものは避けるようにしましょう。

不幸を連想させる4や9は避ける

死や苦を連想させるため、香典の金額は4や9を避けるのが一般的です。

香典袋について

中袋と香典袋(不祝儀袋)

香典を渡す際は必ず香典袋に入れて渡すようにします。

香典袋は一番外側の水引のあるもののことを指しており、これが一番外側です。さらに香典袋の中に中袋があり、中袋の中に現金を入れます。

構造的には内側から現金→中袋→香典袋という順になります。

香典袋の表書きの書き方

香典袋の表書きで注意が必要なのは、宗教や宗派ごとによって表書きが異なるということです。

御霊前」が浄土真宗を除けば、神道やキリスト教も含めたほとんどの宗教・宗派で用いることができます。
他には仏教であれば「御香典」を使うことができます。
逆に、49日以後は「御霊前」はふさわしくなく、「御仏前」を使うとされています。
浄土真宗は即得往生という考えで、死後すぐに仏様になるという考えなので御霊前ではなく「御仏前」なのです。

神道は「御霊前」の他に「御神前」「御玉串料」などを使います。
キリスト教は「御花料」が一般的です。

相手の宗派が分からないとき

相手の宗派がなんであるかを確認しておくことが必要ですが、どうしても確認のとれない場面もあります。
少なくとも仏式である場合は「御香典」で問題ありませんが、宗教が分からない場合では「御霊前」が無難です。
もし浄土真宗だった場合では「御霊前」は適切ではありませんが、その際は一言お詫びを添えてお渡しするとよいでしょう。

香典袋の水引、種類

香典袋には様々な種類がありますが、一般に香典の金額に応じたものを使用するのが一般的です。

香典の金額 香典袋の種類
3千~5千円 水引きが印刷された略式香典袋
1万〜2万円 白黒の水引きをかけたもの 等
3万~5万円 高級和紙に銀の水引きをかけたもの 等
10万円 さらに手の込んだ装飾がされているもの

中袋の書き方

現金を入れる中袋には香典の金額住所氏名を記入します。これは遺族が後に香典返しを送る際に必要になりますので、忘れずに記入しておきましょう。

香典の金額は漢数字で記入し金壱万円、金壱萬円、金壱萬圓など旧字や難しい漢数字である大字を使うことが多いですが、通常の漢数字である金一万円でも問題ありません。

また、金額の後に「也」をつける習慣があります。これは断定の助動詞なので「一万円です」という意味ですが、也はつけてもつけなくても良いです。

重要なことは遺族に自分の住所氏名と香典の金額を正確に伝えることです。中袋には忘れずに記入しておくようにしましょう。

おさる
金額に大字を使うようになったのは実は701年に制定された大宝律令まで遡ることができます。「一」や「二」という数字は容易に改竄が可能なので、公式文書では「壱」や「弐」など画数の多い大字を用いることで、改竄を防ぐようにしていたのです。

香典を渡すタイミング

お通夜と告別式、参列する方に1回だけ

香典はお通夜か告別式、参列する方に1回だけ渡します。

また、両方参列する場合でも、2回渡すのは「不幸が重なる」ことを連想させるのでよくないとされています。
両方参列する場合は、どちらか片方に1回だけまとめて渡すようにしましょう。

お通夜と告別式、どちらで香典を渡すか

では、お通夜と告別式、両方に参列する場合はどちらで香典を渡すべきでしょうか。

もともとお通夜は近親者だけで過ごし、一般の参列者は葬儀・告別式に参列していました。
なので、香典も葬儀・告別式の時に出すのが一般的です。

しかし、最近では一般の参列者はお通夜にのみ弔問することが多くなってきており、お通夜で香典を渡すことも珍しくありません。

本来的な意味ですと、告別式のときに渡すのが正しいですが、都市部などにおいては通夜のときに渡しても問題はないでしょう。

告別式当日は受付で渡す

告別式で香典を渡す際は、受付がある場合は受付で記帳を済ませてから渡すようにします。
袱紗から香典袋を取り出し、一言お悔やみの言葉を述べて、表書きが受付の係の人から読めるように両手で差し出します

受付がない場合は、遺族に直接手渡すか、拝礼の際に御霊前に供えます。御霊前に供える際は自分から表書きが読めるように置くようにしましょう。

香典の渡し方

香典袋を包む袱紗の色

香典は必ず袱紗ふくさに包んで持ってくるようにします。

袱紗は冠婚葬祭で熨斗袋を包む際に使用される布のことです。
色によって慶事用と弔事用が分かれており、弔事用では緑色・紺色・藍色・鼠色などの青系等のモノが好まれます。

袱紗の色の中でも紫色は慶弔両方で使うことができるため、1枚持っておくと便利です。

袱紗の包み方

慶事用では右前ですが、弔辞では左前に包むようにします。

  1. 袱紗をひし形に広げ、香典袋を少し右にずらした位置に置く
  2. 右を折る
  3. 上下を折る
  4. 左を折る

という順で包みます。最近では金封タイプのものや爪でとめるタイプのものなど様々なタイプの袱紗が販売されているので、慶弔用に購入しておくとよいでしょう。

袱紗がない場合

香典袋と違い、袱紗はコンビニなどでは売ってないことが多く、突然の訃報で用意できないことも多いです。

袱紗を用意できない場合は、ハンカチや布などで代用するか、包まずに持って行くとよいでしょう。

香典を渡すとき

香典を渡す際も作法があります。

  1. 右手の平に袱紗を置き、左手で袱紗を開き、香典袋を取り出します。
  2. 袱紗をたたんで机に置くか、香典袋の土台のようにして持ちます。
  3. 受付の人から名前が読めるような向きで渡します。

袱紗を忘れないように注意が必要です。

告別式で受付を頼まれたら

受付を頼まれたら「遺族の立場」

最近は葬儀社が受付スタッフを出すこともありますが、参列者に受付を頼むことがあります。

受付係を任された場合は、血縁関係がなくとも「遺族の一員」として葬儀に参加することになります。

告別式の受付係の仕事

参列者への挨拶、弔問のお礼

参列者がまず最初に向かうのが告別式の受付です。受付係は遺族を代表して、挨拶と告別式に足を運んでくれたことへのお礼を述べます。

「本日はお忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございます。」など、遺族の立場で弔問へのお礼を添えるようにしましょう。

参列者から香典を受け取り、芳名帳に記帳してもらう

受付では参列者から香典を受け取り、芳名帳に記帳してもらいます。

芳名帳にはあらかじめ番号を振っておき、香典袋にも番号を書くことで、誰の香典かが分かるようにしておきます。

会計係がいる場合は、参列者が見えなくなったら香典袋を会計係に渡します。

会葬礼状、返礼品を渡す

受付で香典と引き換えで弔問への礼状である会葬礼状や、弔問への返礼品である会葬返礼品を渡すことがあります。
最近では香典返しも葬儀当日に返すことがあるほか、引換券を渡し、終了時に返礼品と交換することもあります。

事前に葬儀社や遺族と話し合い、返礼品をどのタイミングでどのように渡すかを確認しておきましょう。

告別式の会場や時間の案内

事前に葬儀社や遺族とミーティングしておき、告別式の会場やタイムテーブルなどを参列者に案内できるようにしておきます。

事務の引き継ぎ

告別式が終わったら、芳名帳や名刺などを世話役の人や遺族などに引き継ぎます。
引き継ぐものは整理整頓しておきましょう。

告別式の受付係の注意点

遺族の立場で行う

繰り返しになりますが、受付係は遺族の立場になります。言動や服装などは特に注意が必要です。
受け持った以上は責任をもってやりましょう。

開式より前に葬儀社や遺族とミーティング

受付の手順や会場などを把握しておく必要があるため、開式の1時間ほど前には会場に到着しておく必要があります。
式を滞りなく進めるために役割分担や備品なども確認しておきましょう。

焼香は葬儀社の指示で行う

受付係も参列者の一人でもあります。告別式をお手伝いする人も交代で焼香ができるような手筈になっています。
基本的には葬儀社の指示で順番に焼香をあげることが多いので、事前のミーティングで焼香について確認しておきましょう。

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告別式の流れや香典、服装や持ち物までhttp://memories-in-time.net/wp-content/uploads/2015/03/gassyou-1024x576.jpghttp://memories-in-time.net/wp-content/uploads/2015/03/gassyou-150x150.jpgおさる弔問のマナー告別式,喪主,弔問者,服装,香典
告別式とは 告別式の歴史 告別式の歴史は意外に新しく、明治から始まっています。まずは簡単に告別式の歴史を振り返ってみましょう。 明治に中江兆民が無宗教による葬送を希望した結果、無宗教式のセレモニーである告別式が生まれた ①近親者や親しい人が集まるお通夜、②宗教的儀式である葬儀、③一般の弔問者に対する社会的セレモニーである告別式というお葬式の形が一般化 葬儀と告別式が次第に一体化、一般の弔問者に対するセレモニーの機能はお通夜へと移っていく 現在では、一般の弔問者はお通夜へ集まり、近親者や親しい人が告別式(葬儀と一体化)に参列するようになった あくまでも一般的なお葬式に関する流れですが、地方によっては各儀式ごとの意味合いが依然として残っていたりします。 本来的な意味では無宗教式によるセレモニーでしたが、現在では葬儀と一体化し、主に近親者やごく親しい人達が参列するものになっています。 お通夜と葬儀・告別式の日程 これらのお葬式の儀式はある程度の日程が必要です。 一般的に告別式の後に火葬をするので、喪主はまず火葬できる日を探し、告別式の日程から決定します。 お通夜は告別式の1日前に行うので、日程的にはお通夜の次の日に告別式が開かれる形になります。 告別式の時間 お通夜は昔は近親者が夜通し故人に付き添うものでしたが、現在では夜半には終わる半通夜が一般的です。 対して、告別式はどうでしょうか? まず葬儀・告別式は昼に開始されます。 葬儀と告別式を終え、出棺をするまで1時間〜1時間半程度で終わります。 火葬場の予約の関係もあるので、タイムスケジュール通りに進むことが多いでしょう。 一般的には火葬場へ向けて出棺した段階で、一般の会葬者は解散し、火葬から先は遺族・親族などごく親しい人のみで行う事が多いようです。 遺族親族は引き続き、火葬、還骨法要、繰り上げ初七日法要などを経て、精進落としを食べて解散となります。普通は開始からどんなに遅くとも6時間を超えることはないでしょう。 お通夜と葬儀(お葬式)と告別式の違い それぞれの儀式の違いをもう少し深く掘り下げてみましょう。 かつてのお通夜、葬儀、告別式 お通夜は遺族・親族やごく親しい人が故人に夜通し付き添い、お香などを焚いていたものです。 葬儀はお寺の導師による授戒(仏門に入る者に戒律を授けること)と引導(死者を彼岸に導くこと)を行う宗教的儀式で、基本的には遺族・親族のみが参列していました。 そして告別式は無宗教方式のセレモニーとして、一般会葬者にとって故人との最後の別れの場となっていました。 昔  お通夜 葬儀 告別式 参列者 遺族・親族・ごく親しい人 遺族・親族 遺族・親族・一般会葬者 役割 故人に夜通し付き添う 宗教的儀式 故人との最後のお別れの場 現在のお通夜、葬儀・告別式 対して、現在ではお通夜は半通夜となり、さらには一般会葬者は通夜にのみ参列することが一般的になってきました。 葬儀と告別式は一体化し、それぞれ本来の意味は持ちつつも、昼間に開かれる告別式に参列しづらくなり、結果として告別式が持っていた、最後のお別れの場という機能はお通夜に移っていったのです。 今 お通夜 葬儀・告別式(一体化) 参列者 遺族・親族・一般会葬者 遺族・親族・ごく親しい人・会社関係者など 役割 一般会葬者にとって故人との最後の別れの場 宗教的儀式と社会的セレモニー お通夜と告別式、どちらに出る? 遺族は当然ながらお葬式の主催者なので全ての儀式に参加する必要がありますが、親族や一般会葬者はどうなのでしょうか。 【原則】どちらか片方で良いし、両方とも出ても良い 原則ですが、参列者はどちらか片方だけ参列すればよいとされています。 通夜には間に合わなかった場合などは告別式に参列し、また告別式に都合がつかない場合はお通夜に参列します。 もちろん、両方参列するのも全く問題ありません。 【一般会葬者の場合】通夜にのみ参列する人が多い 一般会葬者の場合は、通夜にのみ参列する場合が多く、都市部ではその傾向が特に強いです。 告別式は昼に行われるため、故人との血縁関係のない一般会葬者は忌引きで休みを取ることができません。 そこで、夜に開かれることの多い通夜に参列することが多くなり、次第に一般会葬者は通夜にのみ参列すればよいという流れができました。 弔電はお通夜と告別式どちらに合わせて送るか 実際に奉読するのは「告別式」 お通夜にも告別式に参列できない場合は弔電を打つことで弔意を表すことができますが、弔電はお通夜と告別式、どちらに合わせて届くようにすればよいのでしょうか? 届いた弔電を実際に奉読するのは告別式です。なので、少なくとも告別式に確実に届けることが弔電の最低条件です。 できるだけ早く出すので、お通夜には間に合わせる感覚で出す 弔電は各社の電報サービスにより異なりますが、基本的に即日配達〜翌日配達です。 告別式に確実に届けるためにはなるべく早く出すことが大原則で、告別式の前日夜には届いていることが望ましいです。 したがって、結局のところ前日夜のお通夜には間に合わせるような感覚で出す必要があります。 弔電に関しては難しいことは考えず、訃報を知ったら即座に手配するようにしましょう。 告別式の流れ 受付・着席 葬儀会場についたら、受付を済ませます。香典を渡し、芳名帳に住所氏名を記帳します。 葬儀の席の順番は祭壇に向かって右側が遺族・親族、左側がその他一般の参列者などです。祭壇に近いほど上座になるので、自分と故人との関係を踏まえて席次を意識して座るようにしましょう。 導師入場・読経 開式の辞により葬儀が開始され、お坊さんが入場し読経をはじめます。 弔辞・弔電奉読 もし弔辞をお願いしている人や、弔辞を読ませて欲しいという参列者がいれば、弔辞を奉読してもらいます。その後、弔電奉読に入り、何通か読み上げた後は時間の都合上、名前だけを紹介する形になります。 焼香 導師の読経中に遺族・親族、一般会葬者の順番でお焼香を行います。 焼香のやり方に関しては、葬式の宗派に関係なく自分の宗派にそったもので良いとされています。 焼香がよく分からない場合は周りの人に合わせて行えば問題ありません。 出棺 儀式が終わった後は、火葬場へ向けて出棺します。火葬場が併設されている斎場を除けば、火葬場への移動が必要です。火葬場へは普通遺族・親族以外の会葬者は同行しません。稀に遺族が火葬場へ誘ってくれることがありますが、自分から行きたいと申し出るのはやめましょう。 花入れの儀 故人との最後の対面になります。故人に近い人物から順に棺に「別れ花」を入れる「花入れの儀」を行います。別れ花の他にも副葬品を入れる土葬時代からの習慣がありましたが、現在は火葬ですので燃えないものはいれることはできません。 釘打ちの儀 最後の対面が終わると、棺に蓋を閉めて出棺となりますが、この際「釘打ちの儀」というものを行う場合があります。三途の川の小石に見立てて釘を小石で2回叩くという儀式ですが、近年では釘打ちの儀を行うことは少なくなってきているようです。 出棺の挨拶・出棺 出棺の際は故人に近しい男性で棺を霊柩車へ運びます。火葬場は基本的に遺族と親族のみで向かいます。霊柩車へ棺を乗せたら、喪主や親族代表がお見送りをしてくれる会葬者に対してお礼の挨拶をし、火葬場へ向けて出棺します。 一般会葬者は合唱して見送ります。火葬以降は遺族・親族のみで行う事が多く、一般会葬者はここで解散となることが多いです。 火葬 炉前読経 火葬場に到着したら、炉前読経を行う場合があります。その場合は指示に従い、焼香をしましょう。火葬には時間がかかるので別室で待機します。公営斎場などでは、火葬の時間を利用して精進落としを済ませる場合もあります。 拾骨・収骨 火葬が終わったら、遺骨を骨壷に納める「拾骨」を行います。二人一組で箸を使い、指示通りに遺骨を収めていきます。拾う部位や順番など地域によって違いがあるので、これも指示に従います。喪主から順番にやるようですが、周囲に合わせるとよいでしょう。 斎場へ戻り、繰り上げ初七日法要と精進落とし 拾骨が終わったら、斎場へ戻り、繰り上げ初七日法要を行うのが一般的です。文字通り没後7日後の法要ですが、現在では葬儀とセットで済ませる事が多いです。 初七日法要を終えたら精進落としを頂きます。精進落としは頂くのが礼儀なので必ず頂くようにしましょう。 精進落としで告別式は終了です。 抑えておきたい告別式のマナー 告別式の服装 気になる服装マナー。告別式はどのような服装が相応しいのでしょうか。 【原則】喪服のルール 喪服の格式は「喪主 ≧ 遺族 ≧ 一般会葬者」 当然ですが、葬儀・告別式では喪服を着用します。 原則として、参列者は遺族よりも格式の高い喪服を着てはなりません。 また、喪主も他の遺族より格式の低いものを着てはなりません。 喪服の格式は「喪主 ≧ 遺族 ≧ 一般会葬者」という順になるのです。 告別式の喪主の服装 告別式の喪主の服装を見て行きましょう。 まず、男性からですが、洋装の場合、黒のモーニングコート、和装の場合は黒羽二重、染め抜き五つ紋付きの長着と羽織に仙台平の袴をつけます。 女性が喪主や喪主の妻である場合も、和装は黒無地染め抜き五つ紋付、生地は冬は羽二重か一越縮緬で、夏場は駒絽か平絽などです。 洋装の場合は、黒のブラックフォーマル、ワンピースやアンサンブルなどを着用します。 告別式参列者の男性の服装 男性の一般参列者の服装はブラックスーツ一択と言えるでしょう。前述したとおり、喪主や遺族よりも格式の高いものは着てはならないので、正喪服である和装などは着用することがありません。 ネクタイや靴下なども黒に統一します。靴も黒で光沢のないものを選びます。 また、通夜などで着てもよいとされているダークスーツは告別式では着ないようにしましょう。葬儀・告別式など、お葬式の本番とも言える儀式なので、礼服で参列するのがマナーなのです。 告別式参列者の女性の服装 女性の一般の参列者の服装は、ブラックフォーマル(黒のワンピースや黒のアンサンブル)などです。男性と同じく、喪主や遺族よりも格式の高いものは着用しないので、和装を着ることはありません。 また、極力肌を露出してはなりません。 結婚指輪を除くアクセサリー類は基本的につけてはなりませんが、唯一「涙の象徴」とされるパールは例外です。 パールを身につける場合は、「不幸が重なること」を連想させる2連のものは避け、1連のものを身につけるようにしましょう。 告別式の持ち物 服装以外にも告別式に必要な持ち物をチェック! 見落としがちなハンカチの色 意外に見落としがちなのがハンカチの色です。 白無地のハンカチを使用するのが一般的ですが、最近では黒のハンカチもOKです。 派手な色は避けて無地のものを使用するのが基本ですが、用意できていない場合は地味目なハンカチを用意していくようにしましょう。 数珠はいるのか。宗派はお葬式の宗派か自分の宗派か。 お葬式といえば数珠を思い浮かべますが、数珠は必要なのでしょうか。 まず、数珠は必ずしも必要なものではありません。仏教徒でない場合は持つ必要はありませんが、敬虔な仏教徒でなくとも、お葬式はほとんどが仏式で行われているので、仏式葬儀の作法として数珠を用意する人も多いのです。 数珠は宗派ごとに玉の数や持ち方が異なっています。お葬式に参列する場合は喪家の宗派に合わせる必要はなく、自分の宗派の数珠で大丈夫です。 香典と香典袋、袱紗 お通夜に参列して香典を渡している場合は不要ですが、そうでない場合は香典も持参する必要があります。 香典を持参する際には香典を香典袋に入れ、さらに袱紗ふくさに包んで持参するようにします。 告別式の香典については次の章で詳しく解説します。 告別式と香典 香典の金額の目安 一般的な香典の金額 香典について一番悩むのは一体いくら包めばいいのか?という点に尽きると思います。 香典の金額を決めるのは自分と故人との関係性です。一般的には血縁関係が近ければ近いほど多く包み、仕事関係や近所の人など比較的遠い関係の人であれば香典も少額になります。 アンケート調査による全国の一般的な香典の目安は以下の通りです。 故人との関係 最多回答額 祖父母 10,000 親 100,000 兄弟姉妹 50,000 おじ・おば 10,000 上記以外の親戚 10,000 職場関係 5,000 勤務先社員の家族 5,000 取引先関係 5,000 友人・その家族 5,000 隣人・近所 5,000 その他 5,000 出典:一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 第4回香典に関するアンケート調査 金額は個々人の関係性や年齢、地域によっても異なるので注意 もちろん、友人であっても実の家族のように付き合っていたり、親族であっても疎遠な場合など、やはり血縁以外の関係性でも包む金額は変わってきます。 また、年齢や役職によっても包む金額が変わったりしているようです。 隣人やご近所の付き合いであれば、3000円ほどを包むことも多く、地域ごとの慣習もあるので確認してみてもよいでしょう。 新札は避けた方がいい? 昔は新札は用意するのに手間がかかっていたため、新札を用意していることがまるで「死の準備をしていた」ような印象を与えるためよくないとされてきていました。 現在でも新札を避けて旧札を使う人もいますが、新札に折り目をつけて出すことも多いようです。 旧札を使う場合でもあまりに古すぎるものは避けるようにしましょう。 不幸を連想させる4や9は避ける 死や苦を連想させるため、香典の金額は4や9を避けるのが一般的です。 香典袋について 中袋と香典袋(不祝儀袋) 香典を渡す際は必ず香典袋に入れて渡すようにします。 香典袋は一番外側の水引のあるもののことを指しており、これが一番外側です。さらに香典袋の中に中袋があり、中袋の中に現金を入れます。 構造的には内側から現金→中袋→香典袋という順になります。 香典袋の表書きの書き方 香典袋の表書きで注意が必要なのは、宗教や宗派ごとによって表書きが異なるということです。 「御霊前」が浄土真宗を除けば、神道やキリスト教も含めたほとんどの宗教・宗派で用いることができます。 他には仏教であれば「御香典」を使うことができます。 逆に、49日以後は「御霊前」はふさわしくなく、「御仏前」を使うとされています。 浄土真宗は即得往生という考えで、死後すぐに仏様になるという考えなので御霊前ではなく「御仏前」なのです。 神道は「御霊前」の他に「御神前」「御玉串料」などを使います。 キリスト教は「御花料」が一般的です。 相手の宗派が分からないとき 相手の宗派がなんであるかを確認しておくことが必要ですが、どうしても確認のとれない場面もあります。 少なくとも仏式である場合は「御香典」で問題ありませんが、宗教が分からない場合では「御霊前」が無難です。 もし浄土真宗だった場合では「御霊前」は適切ではありませんが、その際は一言お詫びを添えてお渡しするとよいでしょう。 香典袋の水引、種類 香典袋には様々な種類がありますが、一般に香典の金額に応じたものを使用するのが一般的です。 香典の金額 香典袋の種類 3千~5千円 水引きが印刷された略式香典袋 1万〜2万円 白黒の水引きをかけたもの 等 3万~5万円 高級和紙に銀の水引きをかけたもの 等 10万円 さらに手の込んだ装飾がされているもの 中袋の書き方 現金を入れる中袋には香典の金額と住所氏名を記入します。これは遺族が後に香典返しを送る際に必要になりますので、忘れずに記入しておきましょう。 香典の金額は漢数字で記入し金壱万円、金壱萬円、金壱萬圓など旧字や難しい漢数字である大字を使うことが多いですが、通常の漢数字である金一万円でも問題ありません。 また、金額の後に「也」をつける習慣があります。これは断定の助動詞なので「一万円です」という意味ですが、也はつけてもつけなくても良いです。 重要なことは遺族に自分の住所氏名と香典の金額を正確に伝えることです。中袋には忘れずに記入しておくようにしましょう。 香典を渡すタイミング お通夜と告別式、参列する方に1回だけ 香典はお通夜か告別式、参列する方に1回だけ渡します。 また、両方参列する場合でも、2回渡すのは「不幸が重なる」ことを連想させるのでよくないとされています。 両方参列する場合は、どちらか片方に1回だけまとめて渡すようにしましょう。 お通夜と告別式、どちらで香典を渡すか では、お通夜と告別式、両方に参列する場合はどちらで香典を渡すべきでしょうか。 もともとお通夜は近親者だけで過ごし、一般の参列者は葬儀・告別式に参列していました。 なので、香典も葬儀・告別式の時に出すのが一般的です。 しかし、最近では一般の参列者はお通夜にのみ弔問することが多くなってきており、お通夜で香典を渡すことも珍しくありません。 本来的な意味ですと、告別式のときに渡すのが正しいですが、都市部などにおいては通夜のときに渡しても問題はないでしょう。 告別式当日は受付で渡す 告別式で香典を渡す際は、受付がある場合は受付で記帳を済ませてから渡すようにします。 袱紗から香典袋を取り出し、一言お悔やみの言葉を述べて、表書きが受付の係の人から読めるように両手で差し出します。 受付がない場合は、遺族に直接手渡すか、拝礼の際に御霊前に供えます。御霊前に供える際は自分から表書きが読めるように置くようにしましょう。 香典の渡し方 香典袋を包む袱紗の色 香典は必ず袱紗ふくさに包んで持ってくるようにします。 袱紗は冠婚葬祭で熨斗袋を包む際に使用される布のことです。 色によって慶事用と弔事用が分かれており、弔事用では緑色・紺色・藍色・鼠色などの青系等のモノが好まれます。 袱紗の色の中でも紫色は慶弔両方で使うことができるため、1枚持っておくと便利です。 袱紗の包み方 慶事用では右前ですが、弔辞では左前に包むようにします。 袱紗をひし形に広げ、香典袋を少し右にずらした位置に置く 右を折る 上下を折る 左を折る という順で包みます。最近では金封タイプのものや爪でとめるタイプのものなど様々なタイプの袱紗が販売されているので、慶弔用に購入しておくとよいでしょう。 袱紗がない場合 香典袋と違い、袱紗はコンビニなどでは売ってないことが多く、突然の訃報で用意できないことも多いです。 袱紗を用意できない場合は、ハンカチや布などで代用するか、包まずに持って行くとよいでしょう。 香典を渡すとき 香典を渡す際も作法があります。 右手の平に袱紗を置き、左手で袱紗を開き、香典袋を取り出します。 袱紗をたたんで机に置くか、香典袋の土台のようにして持ちます。 受付の人から名前が読めるような向きで渡します。 袱紗を忘れないように注意が必要です。 告別式で受付を頼まれたら 受付を頼まれたら「遺族の立場」 最近は葬儀社が受付スタッフを出すこともありますが、参列者に受付を頼むことがあります。 受付係を任された場合は、血縁関係がなくとも「遺族の一員」として葬儀に参加することになります。 告別式の受付係の仕事 参列者への挨拶、弔問のお礼 参列者がまず最初に向かうのが告別式の受付です。受付係は遺族を代表して、挨拶と告別式に足を運んでくれたことへのお礼を述べます。 「本日はお忙しい中お越しいただき、誠にありがとうございます。」など、遺族の立場で弔問へのお礼を添えるようにしましょう。 参列者から香典を受け取り、芳名帳に記帳してもらう 受付では参列者から香典を受け取り、芳名帳に記帳してもらいます。 芳名帳にはあらかじめ番号を振っておき、香典袋にも番号を書くことで、誰の香典かが分かるようにしておきます。 会計係がいる場合は、参列者が見えなくなったら香典袋を会計係に渡します。 会葬礼状、返礼品を渡す 受付で香典と引き換えで弔問への礼状である会葬礼状や、弔問への返礼品である会葬返礼品を渡すことがあります。 最近では香典返しも葬儀当日に返すことがあるほか、引換券を渡し、終了時に返礼品と交換することもあります。 事前に葬儀社や遺族と話し合い、返礼品をどのタイミングでどのように渡すかを確認しておきましょう。 告別式の会場や時間の案内 事前に葬儀社や遺族とミーティングしておき、告別式の会場やタイムテーブルなどを参列者に案内できるようにしておきます。 事務の引き継ぎ 告別式が終わったら、芳名帳や名刺などを世話役の人や遺族などに引き継ぎます。 引き継ぐものは整理整頓しておきましょう。 告別式の受付係の注意点 遺族の立場で行う 繰り返しになりますが、受付係は遺族の立場になります。言動や服装などは特に注意が必要です。 受け持った以上は責任をもってやりましょう。 開式より前に葬儀社や遺族とミーティング 受付の手順や会場などを把握しておく必要があるため、開式の1時間ほど前には会場に到着しておく必要があります。 式を滞りなく進めるために役割分担や備品なども確認しておきましょう。 焼香は葬儀社の指示で行う 受付係も参列者の一人でもあります。告別式をお手伝いする人も交代で焼香ができるような手筈になっています。 基本的には葬儀社の指示で順番に焼香をあげることが多いので、事前のミーティングで焼香について確認しておきましょう。