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タイトルが何を言っているのかわからないと思いますが、どうやら中国のお葬式でストリッパーを呼ぶ事態が多発しているようです。

中国政府が葬儀からストリッパーを排除する声明を発表

中国版ツイッター・微博に投稿された動画のスクリーンショット Weibo

中国版ツイッター・微博に投稿された動画のスクリーンショット Weibo

中国政府が葬儀のストリップショーを取り締まりへ

中国では今後、死者の遺族や友人たちは、特別な娯楽なしで葬儀を執り行わなければならなくなるかもしれない。それはストリップショーだ。

中国文化省が23日に出した声明によると、政府は警察と緊密に連携し、このようなパフォーマンスを排除する計画だという。このようなパフォーマンスは葬儀の参列者を増やす目的で行われる。

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版「葬儀にストリッパーを呼ぶべからず 中国政府が勧告」

中国政府は警察と連携し、葬儀から性的なパフォーマンスを排除する声明を発表しています。「河北省北部の邯鄲市で先月行われた葬儀の写真には、集まった親や子供たちが見つめる中、ダンサーがブラジャーを外す様子が写っていた」り、「邯鄲市で今年起きたケースでは、エロチックなダンスを披露するために6人のパフォーマーがある高齢住民の葬儀にやって来た」など、葬儀にストリップダンサーを呼ぶケースが増えているようです。

政府が葬儀のストリッパー問題に取り組み始めたのは、かなり前のことになる。国営テレビ局の中国中央テレビ(CCTV)の調査報道番組「焦点訪談」は2006年、衣服をほとんどまとっていない女性たちが江蘇省東海県の葬儀に登場した様子を撮った暴露映像を流した。

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版「葬儀にストリッパーを呼ぶべからず 中国政府が勧告」

2006年の報道によると、10以上の葬儀パフォーマンス集団がこの地域の全ての村でこのようなサービスを提供しており、月に最大20回のショーを1回2000元(約3万9000円)で行っていたようです。実はつい最近の話ではなく、10年くらい前から問題はすでに発生していたようです。

「参列者が多いと天国で幸せになれる」という考え

中国が葬儀に過激なパフォーマンスを用いる理由は「葬儀の参列者を増やしたいから」だそうです。中国では葬儀の参列者が多いと天国で幸せになれるという考えが強く、一方で都市化が進み葬儀への参列者は減っているので、葬儀を大規模で華美なものにするためにストリッパーを呼ばざるを得ない現実があるようです。参列者の多い葬儀を求めた結果、このような過激なパフォーマンスを用いてでもメンツを守りたいという考えが増えているようです。

実は台湾でも「賑やかな葬儀」の傾向が見られる

美少女演奏チームによるパフォーマンス

中国本土だけではなく、実はお隣・台湾においても一見葬儀とは思えない賑やかな出し物が行われています。台湾の南西部の雲林県の葬儀業者がYoutubeに公開した動画では、台湾の美少女マーチングバンドによる演奏パフォーマンスが葬儀で行われている様子が見られます。


この慣行を好むのは、中国本土だけでない。似たようなパフォーマンスは台湾でも人気だ。2012年の「ナショナル・ジオグラフィック」のドキュメンタリーによると、ピンヒールの靴とミニスカートをはいた女性たちが墓のそばで踊っていた。この習慣の始まりは何十年も前にさかのぼるという。

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版「葬儀にストリッパーを呼ぶべからず 中国政府が勧告」

同記事にも指摘してあるとおり、このような派手な葬儀の傾向は中国に限らず台湾でも起こっているようです。

葬儀の華美化は日本も通った道

明治時代の葬列

画像引用:OLD PHOTOS of JAPAN 明治時代の葬儀

日本の葬儀も明治期に入り、放鳥や人力車、たばこをふかして談笑しながら集団で進む葬列はさながらパレードのように賑やかだったと言います。華美化が行き過ぎて、葬儀は質素で荘厳であるべきという風俗改良運動につながっていきますが、中国や台湾の現代風の華美な傾向はやはり中国スケールといったところではないでしょうか。

出発点は「葬儀の参列者は多い方が良い」という考えで、この考え自体は日本でもまだまだ根強いものではないでしょうか。都市化で葬儀への参列者が減る一方、葬儀社各社がこのような様々な手法で参列者を確保する試みをしているということです。
規模縮小傾向にある日本、賑やかな葬儀という選択肢も作った台湾、そしてストリッパーを呼んででもメンツを保つ中国。「多くなければならない」に陥らないようにしたいものです。

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https://memories-in-time.net/wp-content/uploads/2015/04/sexy-1024x576.jpghttps://memories-in-time.net/wp-content/uploads/2015/04/sexy-150x150.jpgおさる葬儀ニュース外国,海外
タイトルが何を言っているのかわからないと思いますが、どうやら中国のお葬式でストリッパーを呼ぶ事態が多発しているようです。 中国政府が葬儀からストリッパーを排除する声明を発表 中国政府が葬儀のストリップショーを取り締まりへ 中国では今後、死者の遺族や友人たちは、特別な娯楽なしで葬儀を執り行わなければならなくなるかもしれない。それはストリップショーだ。 中国文化省が23日に出した声明によると、政府は警察と緊密に連携し、このようなパフォーマンスを排除する計画だという。このようなパフォーマンスは葬儀の参列者を増やす目的で行われる。 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版「葬儀にストリッパーを呼ぶべからず 中国政府が勧告」 中国政府は警察と連携し、葬儀から性的なパフォーマンスを排除する声明を発表しています。「河北省北部の邯鄲市で先月行われた葬儀の写真には、集まった親や子供たちが見つめる中、ダンサーがブラジャーを外す様子が写っていた」り、「邯鄲市で今年起きたケースでは、エロチックなダンスを披露するために6人のパフォーマーがある高齢住民の葬儀にやって来た」など、葬儀にストリップダンサーを呼ぶケースが増えているようです。 政府が葬儀のストリッパー問題に取り組み始めたのは、かなり前のことになる。国営テレビ局の中国中央テレビ(CCTV)の調査報道番組「焦点訪談」は2006年、衣服をほとんどまとっていない女性たちが江蘇省東海県の葬儀に登場した様子を撮った暴露映像を流した。 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版「葬儀にストリッパーを呼ぶべからず 中国政府が勧告」 2006年の報道によると、10以上の葬儀パフォーマンス集団がこの地域の全ての村でこのようなサービスを提供しており、月に最大20回のショーを1回2000元(約3万9000円)で行っていたようです。実はつい最近の話ではなく、10年くらい前から問題はすでに発生していたようです。 「参列者が多いと天国で幸せになれる」という考え 中国が葬儀に過激なパフォーマンスを用いる理由は「葬儀の参列者を増やしたいから」だそうです。中国では葬儀の参列者が多いと天国で幸せになれるという考えが強く、一方で都市化が進み葬儀への参列者は減っているので、葬儀を大規模で華美なものにするためにストリッパーを呼ばざるを得ない現実があるようです。参列者の多い葬儀を求めた結果、このような過激なパフォーマンスを用いてでもメンツを守りたいという考えが増えているようです。 実は台湾でも「賑やかな葬儀」の傾向が見られる 美少女演奏チームによるパフォーマンス 中国本土だけではなく、実はお隣・台湾においても一見葬儀とは思えない賑やかな出し物が行われています。台湾の南西部の雲林県の葬儀業者がYoutubeに公開した動画では、台湾の美少女マーチングバンドによる演奏パフォーマンスが葬儀で行われている様子が見られます。 この慣行を好むのは、中国本土だけでない。似たようなパフォーマンスは台湾でも人気だ。2012年の「ナショナル・ジオグラフィック」のドキュメンタリーによると、ピンヒールの靴とミニスカートをはいた女性たちが墓のそばで踊っていた。この習慣の始まりは何十年も前にさかのぼるという。 ウォール・ストリート・ジャーナル日本版「葬儀にストリッパーを呼ぶべからず 中国政府が勧告」 同記事にも指摘してあるとおり、このような派手な葬儀の傾向は中国に限らず台湾でも起こっているようです。 葬儀の華美化は日本も通った道 日本の葬儀も明治期に入り、放鳥や人力車、たばこをふかして談笑しながら集団で進む葬列はさながらパレードのように賑やかだったと言います。華美化が行き過ぎて、葬儀は質素で荘厳であるべきという風俗改良運動につながっていきますが、中国や台湾の現代風の華美な傾向はやはり中国スケールといったところではないでしょうか。 出発点は「葬儀の参列者は多い方が良い」という考えで、この考え自体は日本でもまだまだ根強いものではないでしょうか。都市化で葬儀への参列者が減る一方、葬儀社各社がこのような様々な手法で参列者を確保する試みをしているということです。 規模縮小傾向にある日本、賑やかな葬儀という選択肢も作った台湾、そしてストリッパーを呼んででもメンツを保つ中国。「多くなければならない」に陥らないようにしたいものです。