四十九日法要が終わった後は、一周忌・三回忌などの年忌法要を行うので、法事の案内状を出す必要があります。
法事の案内状を出すときに注意するポイント・例文を確認しましょう。
法事の案内状の基本
年忌法要の案内の出し方
忌明けの法要後は、命日に年忌法要を営みます。命日が平日などで都合がつかない場合は、命日より前の日に繰り上げて行います。
法要を行うときは案内状を出して出欠席の返事をもらうようにします。ある程度余裕を持たせるために遅くとも二週間前には届くようにしなければなりません。
案内状は封書で二重封筒は避けます。返事が欲しい場合は返信用はがきを同封します。最近では略式で往復はがきが使われることも増えてきています。
案内状の内容
案内状では時効の挨拶や相手の健勝を伺う挨拶など、前文を省略しません。
主文では、法事の案内の必要事項を簡潔に記します。
- 「誰」の「何回忌」か
- 日時・場所
- お斎(会食)の有無
- 返事の期日
案内状を出すのは三回忌くらいまで
法事は年を進むごとに小規模にしていきます。親族以外の友人・知人を招待するのは、三回忌くらいを目安に、それ以後は近親者のみになるので案内状を出す必要もありません。
法事の案内状の例文
※縦書を想定しています。
謹啓 余寒なお厳しい折でございますが 皆様にはご健勝にてお過ごしのことと拝察申し上げます
(①前文)
(①前文)
さて 来る◯月◯日は亡父◯◯の一周忌にあたりますので 左記のとおり心ばかりの法要を営みたく存じます
ご多用中誠に恐縮でございますが ご参会賜りますようお願い申し上げます
(②法要の案内と出席のお願い)
なお 当日は法要ののち 粗餐を差し上げたく存じます 謹白
(③お斎の有無)
まずはご案内申し上げます
平成◯年◯月◯日
施主 ◯◯◯◯
記
一、日時 ◯月◯日(◯)午前◯時より
一、場所 ◯◯県◯◯市◯◯区◯-◯-◯ ◯◯寺本堂
ポイント
喪は明けているので「喪主」ではなく「施主」になります。お斎は法要の場所と違う場所で行う場合は店名やホテル名などを記載します。返信が必要な場合は期日とその旨を書いておきましょう