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葬儀でもらった香典を返すのも、最近では当日に返す即返しが増えてきたり、カタログギフトで選んでもらうようにしたりと様々な変化が見られます。
そんな香典返しですが、最近は香典返しをせずに香典を福祉団体などに寄付することが増えてきているって知っていましたか?

今回は香典の寄付を受け付けている信頼できる団体を集めてみました。

香典を寄付するメリット

香典は非課税・香典返しの費用は控除できない

香典は所得税も贈与税もかかりません。そして、相続財産からは葬式費用が控除できます。
では、香典返しは葬式費用として控除の対象になるかというと、香典返しにかかった費用は葬式費用には該当しません

香典をもらう段階で非課税なので、その費用内でお返しする香典返しは葬式費用として控除の対象には含められないのです。

香典返し相当額を寄付すれば、優遇措置がある

しかし、香典返しを一工夫することで税法上の優遇措置を得ることができます。それが公益法人に対する寄付です。
香典返し相当額を寄付することで、所得税法上の「寄附金控除」が受けられ、また地方自治体の「税制優遇の対象団体」である場合には、住民税の寄付金税額控除の対象となります。

理解を得るために礼状の送付も

人によっては「香典を勝手に寄付して香典返しをしないのは非常識だ」という人もいるかもしれません。香典からの寄付金を募っている多くの団体では、寄付へのお礼と寄付をどのように役立てているかを綴った「礼状」を発行しています。
これを忌明けの報告に同封して送ることで、香典をおくってくれた人への理解を促すことにもつながっています。

葬儀を助けてくれた人へのお礼ももちろん大切ですが、葬儀の思いやりの心を別の誰かに向けて寄付するというのも良いのではないでしょうか。

香典の寄付にオススメの団体

社会福祉協議会

社会福祉協会は社会福祉法に定められた全国・都道府県・市区町村単位で組織されている半官半民の社会福祉法人です。明治41年の「中央慈善協会」が元で歴史があり、地域によっては香典を地元の社会福祉協議会に寄付する習わしがあるところもあります

ポイント:歴史があり、活動も多岐に渡る。地域によっては香典を社会福祉協議会に寄付するのが慣習となっているところもある。

日本骨髄バンク

骨髄バンク(こつずいバンク、Marrow Donor Program)とは、白血病などの血液疾患の治療として造血幹細胞移植(特に「骨髄移植」)が必要な患者のために、血縁関係のない健康な人(非血縁者)から提供される「骨髄液」や末梢血幹細胞を患者に斡旋する仕組みおよびその業務を担う公的機関のこと。

引用:『骨髄バンク』 – Wikipedia

日本において骨髄バンク事業の主体となっているのが日本骨髄バンクです。骨髄移植の困難なところは、非血縁者のドナーの確保し、患者に移植するまでのコーディネートです。香典をはじめとする寄付金によって、広報活動やコーディネート費用、財団の運営費といった活動費に充てられます。

ポイント:ドナーの確保が困難な骨髄バンク事業の活動資金になる。

日本赤十字社

日本赤十字社は災害救護活動や病院、ボランティアや義援金などを幅広く活動している人道支援団体です。赤十字社は各国に存在し、国際的な協力関係を持っているので、国内だけでなく国際活動も行っています。

東日本大震災の際も赤十字を窓口に多くの義援金が集まっており、それらは全額被災者に届く仕組みになっています。

ポイント:人道支援団体としてダントツの活動実績。国内だけでなく海外も。

国境なき医師団

ニュースなどでよく耳にする「国境なき医師団」は紛争地域や貧困地域、自然災害の被災者などへの医療活動を行う非営利の国際団体です。決して安全とは言えない過酷な環境下での医療活動は、実はほとんどが民間からの寄付金で成り立っています。

また、1500円で63人の一ヶ月分の飲料水がまかなえたり、5000円で抗マラリヤ治療が12人分行えるなど、寄付金で行えることが明確に分かるのも特徴です。

ポイント:国際的な医療活動に使われる。寄付額でできることが明確。

国連UNHCR協会

画像引用:国連UNHCR協会

画像引用:国連UNHCR協会

国連難民高等弁務官事務所・日本委員会です。日本人の緒方貞子さんが第八代国連難民高等弁務官に就任していたことでも有名な、国際連合の難民問題に関する機関の日本の公式支援窓口が国連UNHCR協会となります。

UNHCRは政情不安定地域への緊急支援から長期解決に至るまでの活動を行っており、難民に対する医療支援や教育支援などを行っています。

ポイント:国連機関の支援窓口。緒方貞子さんの活動もあり、日本での周知度も高い。

ジャパンハート

「医療の届かないところに医療を届ける」ことを掲げ、海外ではミャンマー・カンボジア・ラオスを中心に各地への緊急救援事業も行い、国内では僻地離島や小児がん患者への医療活動を行っています。
代表で小児外科医の吉岡秀人さんが設立した日本発祥のNGOで、2014年沖縄平和賞を受賞。各メディアにも掲載されている注目の団体です。
学生インターンなどの活動も活発でクラウドファンディングで健康保険制度のないミャンマーの病院でアクセサリー製作や教育が受けられるようなプロジェクトを発表し、見事に目標金額を達成しています。

ポイント:日本発のNGO団体。医療を中心に国内やアジア各地で活発な活動をしている。

GREAT FOREST WALL PROJECT

(画像引用:GREAT FOREST WALL PROJECT)

(画像引用:GREAT FOREST WALL PROJECT)

森の長城プロジェクトは青森から福島までの沿岸に、瓦礫と土を混ぜて盛土にして植樹をし、防潮林を築くプロジェクトです。プロジェクトメンバーには細川護煕元首相をはじめ、大学教授や画家・建築家など、様々な分野の専門家が集まっています

ポイント:なかなか進展を見ない復興支援の援助ができる。多くの専門家・著名人が集まり、活動に期待できる。

まとめ

  1. 葬儀の香典を社会福祉活動に役立てることができる
  2. 香典を寄付することで税法上の優遇措置も得られる
  3. 日本をはじめ、世界各地の団体が香典からの寄付を募集している

気になる団体はありましたか?
もしもの時のためにも周囲に「自分が死んだら◯◯へ寄付してくれ」と伝えておくのも良いかもしれません。

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https://memories-in-time.net/wp-content/uploads/2015/05/shakehands-1024x576.jpghttps://memories-in-time.net/wp-content/uploads/2015/05/shakehands-150x150.jpgおさるお焼香・香典のマナー
葬儀でもらった香典を返すのも、最近では当日に返す即返しが増えてきたり、カタログギフトで選んでもらうようにしたりと様々な変化が見られます。 そんな香典返しですが、最近は香典返しをせずに香典を福祉団体などに寄付することが増えてきているって知っていましたか? 今回は香典の寄付を受け付けている信頼できる団体を集めてみました。 香典を寄付するメリット 香典は非課税・香典返しの費用は控除できない 香典は所得税も贈与税もかかりません。そして、相続財産からは葬式費用が控除できます。 では、香典返しは葬式費用として控除の対象になるかというと、香典返しにかかった費用は葬式費用には該当しません。 香典をもらう段階で非課税なので、その費用内でお返しする香典返しは葬式費用として控除の対象には含められないのです。 香典返し相当額を寄付すれば、優遇措置がある しかし、香典返しを一工夫することで税法上の優遇措置を得ることができます。それが公益法人に対する寄付です。 香典返し相当額を寄付することで、所得税法上の「寄附金控除」が受けられ、また地方自治体の「税制優遇の対象団体」である場合には、住民税の寄付金税額控除の対象となります。 理解を得るために礼状の送付も 人によっては「香典を勝手に寄付して香典返しをしないのは非常識だ」という人もいるかもしれません。香典からの寄付金を募っている多くの団体では、寄付へのお礼と寄付をどのように役立てているかを綴った「礼状」を発行しています。 これを忌明けの報告に同封して送ることで、香典をおくってくれた人への理解を促すことにもつながっています。 葬儀を助けてくれた人へのお礼ももちろん大切ですが、葬儀の思いやりの心を別の誰かに向けて寄付するというのも良いのではないでしょうか。 香典の寄付にオススメの団体 社会福祉協議会 社会福祉協会は社会福祉法に定められた全国・都道府県・市区町村単位で組織されている半官半民の社会福祉法人です。明治41年の「中央慈善協会」が元で歴史があり、地域によっては香典を地元の社会福祉協議会に寄付する習わしがあるところもあります。 ポイント:歴史があり、活動も多岐に渡る。地域によっては香典を社会福祉協議会に寄付するのが慣習となっているところもある。 日本骨髄バンク 骨髄バンク(こつずいバンク、Marrow Donor Program)とは、白血病などの血液疾患の治療として造血幹細胞移植(特に「骨髄移植」)が必要な患者のために、血縁関係のない健康な人(非血縁者)から提供される「骨髄液」や末梢血幹細胞を患者に斡旋する仕組みおよびその業務を担う公的機関のこと。 引用:『骨髄バンク』 - Wikipedia 日本において骨髄バンク事業の主体となっているのが日本骨髄バンクです。骨髄移植の困難なところは、非血縁者のドナーの確保し、患者に移植するまでのコーディネートです。香典をはじめとする寄付金によって、広報活動やコーディネート費用、財団の運営費といった活動費に充てられます。 ポイント:ドナーの確保が困難な骨髄バンク事業の活動資金になる。 日本赤十字社 日本赤十字社は災害救護活動や病院、ボランティアや義援金などを幅広く活動している人道支援団体です。赤十字社は各国に存在し、国際的な協力関係を持っているので、国内だけでなく国際活動も行っています。 東日本大震災の際も赤十字を窓口に多くの義援金が集まっており、それらは全額被災者に届く仕組みになっています。 ポイント:人道支援団体としてダントツの活動実績。国内だけでなく海外も。 国境なき医師団 ニュースなどでよく耳にする「国境なき医師団」は紛争地域や貧困地域、自然災害の被災者などへの医療活動を行う非営利の国際団体です。決して安全とは言えない過酷な環境下での医療活動は、実はほとんどが民間からの寄付金で成り立っています。 また、1500円で63人の一ヶ月分の飲料水がまかなえたり、5000円で抗マラリヤ治療が12人分行えるなど、寄付金で行えることが明確に分かるのも特徴です。 ポイント:国際的な医療活動に使われる。寄付額でできることが明確。 国連UNHCR協会 国連難民高等弁務官事務所・日本委員会です。日本人の緒方貞子さんが第八代国連難民高等弁務官に就任していたことでも有名な、国際連合の難民問題に関する機関の日本の公式支援窓口が国連UNHCR協会となります。 UNHCRは政情不安定地域への緊急支援から長期解決に至るまでの活動を行っており、難民に対する医療支援や教育支援などを行っています。 ポイント:国連機関の支援窓口。緒方貞子さんの活動もあり、日本での周知度も高い。 ジャパンハート 「医療の届かないところに医療を届ける」ことを掲げ、海外ではミャンマー・カンボジア・ラオスを中心に各地への緊急救援事業も行い、国内では僻地離島や小児がん患者への医療活動を行っています。 代表で小児外科医の吉岡秀人さんが設立した日本発祥のNGOで、2014年沖縄平和賞を受賞。各メディアにも掲載されている注目の団体です。 学生インターンなどの活動も活発でクラウドファンディングで健康保険制度のないミャンマーの病院でアクセサリー製作や教育が受けられるようなプロジェクトを発表し、見事に目標金額を達成しています。 ポイント:日本発のNGO団体。医療を中心に国内やアジア各地で活発な活動をしている。 GREAT FOREST WALL PROJECT 森の長城プロジェクトは青森から福島までの沿岸に、瓦礫と土を混ぜて盛土にして植樹をし、防潮林を築くプロジェクトです。プロジェクトメンバーには細川護煕元首相をはじめ、大学教授や画家・建築家など、様々な分野の専門家が集まっています。 ポイント:なかなか進展を見ない復興支援の援助ができる。多くの専門家・著名人が集まり、活動に期待できる。 まとめ 葬儀の香典を社会福祉活動に役立てることができる 香典を寄付することで税法上の優遇措置も得られる 日本をはじめ、世界各地の団体が香典からの寄付を募集している 気になる団体はありましたか? もしもの時のためにも周囲に「自分が死んだら◯◯へ寄付してくれ」と伝えておくのも良いかもしれません。