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いよいよ、葬儀・告別式も大詰めです。火葬場へ向かうための出棺、火葬場でやること、初七日法要と精進落としについて解説します。終わりよければすべてよしという言葉もある通り、最後まで気を抜かないようにしましょう!

出棺

出棺の一例

喪主が位牌を、遺族・親族が遺影を持ち、故人に近い男性から棺を運ぶ。※あくまでも一例。

まずは火葬場へ向かうために出棺の儀を行う必要があります。まず、棺に花を入れる「花入れの儀」を行います。
地方によっては棺の蓋に釘を打つ「釘打ちの儀」を行うところもありますが、現在では省略される事が多いです。

花入れの儀

故人との最後の対面になります。故人に近い人物から順に棺に「別れ花」を入れる「花入れの儀」を行います。別れ花の他にも副葬品を入れる土葬時代からの習慣がありましたが、現在は火葬ですので燃えないものはいれることはできません。

釘打ちの儀

最後の対面が終わると、棺に蓋を閉めて出棺となりますが、この際「釘打ちの儀」というものを行う場合があります。三途の川の小石に見立てて釘を小石で2回叩くという儀式ですが、近年では釘打ちの儀を行うことは少なくなってきているようです。

出棺の挨拶・出棺

棺を霊柩車まで運ぶ際の「出棺」にはいくつかポイントがあります。

  • まず喪主が「出棺の挨拶」を行う
  • 運ぶのは故人と関係の深い男性6人程度
  • 喪主は位牌を持つ、遺族・親族が遺影を持つ(ので喪主の妻が最適?)
  • 位牌を持った喪主が先導するか、棺の後に続くかは地域差がある

出棺の挨拶は「会葬へのお礼」「故人と生前親しくしてくれたことへのお礼」「今後の支援のお願い」の3つのポイントを文に納めるようにします。
一例ですが文例を引用しておきます。

私は、故○○○○の長男の○○でございます。遺族を代表いたしましてひと言ご挨拶申しあげます。
本日はご多用中にもかかわらず、故○○の葬儀にこのように多数ご参列いただき、ありがとうございました。
お陰さまで告別式もとどこおりなく終えることができました。
そのうえ、最後のお見送りまでしていただき、故人もさぞ喜んでいることと存じます。
故人が生前ひとかたならぬご厚情をたまわ賜りましたこととあわせて、深く感謝申し上げます。残された私どもに対しましても、どうぞ今後も変わらぬご厚誼を賜りますよう心よりお願いいたします。
本日は、まことにありがとうございました。

引用:全日本冠婚葬祭互助協会

火葬場へ移動

火葬許可証を忘れないようにする

火葬をするには火葬許可証が必要ですので忘れずに持っていくようにしましょう。

納めの式

火葬場に到着したら、棺を炉の前に安置し「納めの式」を行います。炉の前に遺影・位牌を飾り、僧侶が炉前読経を行います。読経中に喪主から順にお別れの焼香を行い、焼香が済むと、棺は炉に納められます。

今までと同様、僧侶の指示に従っていればOKです。生前の姿との最後の別れなので気持ちを込めて送り出しましょう

火葬

火葬にかかる時間は1時間〜2時間程度です。待ち時間が長いので喫茶スペースがあれば飲み物、お昼時であれば軽食をとるようにします。

公営斎場などでは時間短縮のため精進落としを火葬中の待ち時間を利用して行うこともあります。

収骨

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喉仏は故人と最も血縁が近い人物が拾う。関東では全てを拾い、関西では一部だけ拾うなど地域差がある。

 

拾骨・骨上げ・骨拾いとも言います。火葬が終わった後、遺骨を骨壷に納めます。

収骨は二人一組で箸を使って行います。これはこの世からあの世への「橋渡し」から来ているようです。
順番は喪主から順に関係が強い順に収骨していきますが、火葬場には近しい人だけで来ているはずなので、スムーズに行くようにしましょう。
最後に「喉仏」は故人と一番血縁が近い人が拾います。必ずしも喪主ではないので注意が必要です。

地域ごとに拾う骨の量や順番、そもそも収骨をしないなど様々ですが、基本的には火葬場の職員または僧侶の指示に従えば大丈夫です

散骨や手元供養などで分骨を考えている時は収骨の段階で分骨するようにします。分骨用の容器を別途用意しておきましょう。

埋葬許可証を受け取る

収骨が終わると、火葬許可証に「火葬済み」を証印されたものが返還され、これが埋葬許可証となります。

斎場へ戻る

繰り上げ初七日法要

場所を移し、初七日法要を行うのが一般的です。初七日法要とは、故人のもともと死後7日目に行うものですが、現在は火葬の後に繰り上げて行うのが一般的となってきています。

精進落とし

喪主・遺族がお礼を述べ、僧侶や会葬者をもてなします。喪主や遺族がお酌をしてまわります。
席次はおもてなしの席ですので、僧侶が上席で遺族が末席です。

一日の日程が終了

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遺骨は自宅へ

僧侶に挨拶時にお布施を渡していないのであれば渡し、感謝の意を伝えます。参列者にも返礼品を渡し、全員をお見送りしたら1日の日程は終了です。遺骨は当日に納骨・埋骨することもできますが、基本的には一旦自宅に持ち帰り、後日納骨します。

葬儀後、必要な手続きを確認しておく

葬儀社への支払い香典の整理後返しのリストなどを確認しておきます。また、年金関係などは死後10日間、14日間以内と短いので急ぎの手続きは早めに済ませておきましょう。

ここまでが葬儀の一連の流れになります。もちろんここから先も必要な手続きや法要などがありますが、ひとまず一区切りがつきます。一貫して大事なのは葬儀社や近しい親戚に実際に相談することです。

また、一般的な葬儀の流れを紹介してきましたが、最近では「家族葬」などのごく親しい人のみで行うものも増えてきています。
葬儀費用が安くなるのももちろんですが、何より家族で静かに最後の時を過ごしたいという人が増えてきているようです。
自分が開く葬儀をイメージして、もしものときのために備えておくことはとても重要なのではないでしょうか。

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https://memories-in-time.net/wp-content/uploads/2015/03/sougi5-1024x576.jpghttps://memories-in-time.net/wp-content/uploads/2015/03/sougi5-150x150.jpgおさる葬儀の手順
葬儀の手順 危篤から安置まで (危篤、臨終、連絡、安置、役所への手続き) 安置から納棺まで (葬儀日程の決定、斎場の決定、戒名と御布施の用意、納棺) 通夜 (通夜の準備、通夜の流れ、通夜振る舞い) 葬儀・告別式 (葬儀告別式の準備、流れ、お布施の包み方・渡し方) 出棺・火葬から精進落としまで ( 出棺、火葬場への移動、繰り上げ初七日法要、精進落とし、葬儀後の手続きの整理) いよいよ、葬儀・告別式も大詰めです。火葬場へ向かうための出棺、火葬場でやること、初七日法要と精進落としについて解説します。終わりよければすべてよしという言葉もある通り、最後まで気を抜かないようにしましょう! 出棺 まずは火葬場へ向かうために出棺の儀を行う必要があります。まず、棺に花を入れる「花入れの儀」を行います。 地方によっては棺の蓋に釘を打つ「釘打ちの儀」を行うところもありますが、現在では省略される事が多いです。 花入れの儀 故人との最後の対面になります。故人に近い人物から順に棺に「別れ花」を入れる「花入れの儀」を行います。別れ花の他にも副葬品を入れる土葬時代からの習慣がありましたが、現在は火葬ですので燃えないものはいれることはできません。 釘打ちの儀 最後の対面が終わると、棺に蓋を閉めて出棺となりますが、この際「釘打ちの儀」というものを行う場合があります。三途の川の小石に見立てて釘を小石で2回叩くという儀式ですが、近年では釘打ちの儀を行うことは少なくなってきているようです。 出棺の挨拶・出棺 棺を霊柩車まで運ぶ際の「出棺」にはいくつかポイントがあります。 まず喪主が「出棺の挨拶」を行う 運ぶのは故人と関係の深い男性6人程度 喪主は位牌を持つ、遺族・親族が遺影を持つ(ので喪主の妻が最適?) 位牌を持った喪主が先導するか、棺の後に続くかは地域差がある 出棺の挨拶は「会葬へのお礼」「故人と生前親しくしてくれたことへのお礼」「今後の支援のお願い」の3つのポイントを文に納めるようにします。 一例ですが文例を引用しておきます。 私は、故○○○○の長男の○○でございます。遺族を代表いたしましてひと言ご挨拶申しあげます。 本日はご多用中にもかかわらず、故○○の葬儀にこのように多数ご参列いただき、ありがとうございました。 お陰さまで告別式もとどこおりなく終えることができました。 そのうえ、最後のお見送りまでしていただき、故人もさぞ喜んでいることと存じます。 故人が生前ひとかたならぬご厚情をたまわ賜りましたこととあわせて、深く感謝申し上げます。残された私どもに対しましても、どうぞ今後も変わらぬご厚誼を賜りますよう心よりお願いいたします。 本日は、まことにありがとうございました。 引用:全日本冠婚葬祭互助協会 火葬場へ移動 火葬許可証を忘れないようにする 火葬をするには火葬許可証が必要ですので忘れずに持っていくようにしましょう。 納めの式 火葬場に到着したら、棺を炉の前に安置し「納めの式」を行います。炉の前に遺影・位牌を飾り、僧侶が炉前読経を行います。読経中に喪主から順にお別れの焼香を行い、焼香が済むと、棺は炉に納められます。 今までと同様、僧侶の指示に従っていればOKです。生前の姿との最後の別れなので気持ちを込めて送り出しましょう 火葬 火葬にかかる時間は1時間〜2時間程度です。待ち時間が長いので喫茶スペースがあれば飲み物、お昼時であれば軽食をとるようにします。 公営斎場などでは時間短縮のため精進落としを火葬中の待ち時間を利用して行うこともあります。 収骨   拾骨・骨上げ・骨拾いとも言います。火葬が終わった後、遺骨を骨壷に納めます。 収骨は二人一組で箸を使って行います。これはこの世からあの世への「橋渡し」から来ているようです。 順番は喪主から順に関係が強い順に収骨していきますが、火葬場には近しい人だけで来ているはずなので、スムーズに行くようにしましょう。 最後に「喉仏」は故人と一番血縁が近い人が拾います。必ずしも喪主ではないので注意が必要です。 地域ごとに拾う骨の量や順番、そもそも収骨をしないなど様々ですが、基本的には火葬場の職員または僧侶の指示に従えば大丈夫です。 散骨や手元供養などで分骨を考えている時は収骨の段階で分骨するようにします。分骨用の容器を別途用意しておきましょう。 埋葬許可証を受け取る 収骨が終わると、火葬許可証に「火葬済み」を証印されたものが返還され、これが埋葬許可証となります。 斎場へ戻る 繰り上げ初七日法要 場所を移し、初七日法要を行うのが一般的です。初七日法要とは、故人のもともと死後7日目に行うものですが、現在は火葬の後に繰り上げて行うのが一般的となってきています。 精進落とし 喪主・遺族がお礼を述べ、僧侶や会葬者をもてなします。喪主や遺族がお酌をしてまわります。 席次はおもてなしの席ですので、僧侶が上席で遺族が末席です。 一日の日程が終了 遺骨は自宅へ 僧侶に挨拶時にお布施を渡していないのであれば渡し、感謝の意を伝えます。参列者にも返礼品を渡し、全員をお見送りしたら1日の日程は終了です。遺骨は当日に納骨・埋骨することもできますが、基本的には一旦自宅に持ち帰り、後日納骨します。 葬儀後、必要な手続きを確認しておく 葬儀社への支払い、香典の整理と後返しのリストなどを確認しておきます。また、年金関係などは死後10日間、14日間以内と短いので急ぎの手続きは早めに済ませておきましょう。 ここまでが葬儀の一連の流れになります。もちろんここから先も必要な手続きや法要などがありますが、ひとまず一区切りがつきます。一貫して大事なのは葬儀社や近しい親戚に実際に相談することです。 また、一般的な葬儀の流れを紹介してきましたが、最近では「家族葬」などのごく親しい人のみで行うものも増えてきています。 葬儀費用が安くなるのももちろんですが、何より家族で静かに最後の時を過ごしたいという人が増えてきているようです。 自分が開く葬儀をイメージして、もしものときのために備えておくことはとても重要なのではないでしょうか。 葬儀の手順 危篤から安置まで (危篤、臨終、連絡、安置、役所への手続き) 安置から納棺まで (葬儀日程の決定、斎場の決定、戒名と御布施の用意、納棺) 通夜 (通夜の準備、通夜の流れ、通夜振る舞い) 葬儀・告別式 (葬儀告別式の準備、流れ、お布施の包み方・渡し方) 出棺・火葬から精進落としまで ( 出棺、火葬場への移動、繰り上げ初七日法要、精進落とし、葬儀後の手続きの整理)