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法要の中でも重要な四十九日法要について、意味・流れ・決めるもの・準備するものなどをまとめてみました。

法要の中でも重要な「忌明け」の法要

葬儀後の初めての本格的な法要

四十九日法要は一周忌までの法要の中でも最も重要な忌明け法要です。死者が現世とあの世を彷徨っている四十九日間を忌み日と言い、忌み日が終わり死者が成仏するのがこの「忌明け」です。

納骨式も同時に行う事が多い

納骨自体はどの時期にやるものという決まりはないのですが、四十九日法要と同時に納骨を行い、その後会食するのが一般的になりました。詳しくは納骨式を参照してください。

多くの人が参列する大きい法要

四十九日法要は遺族・親族だけでなく、友人・知人なども参加する大きな法要です。菩提寺の住職と相談し、日程などを決めておく必要があります。

四十九日法要の服装は?

施主側は三回忌までは喪服を着ることが望ましいですが、平服で行うこともできます。服装マナーの基本にもある通り、参列者より格式の高い服装でなければならないので、正喪服・準喪服が無難です。平服で行う場合は参列者に「平服でお越しください」とお伝えしておいたほうが良いでしょう。

参列者側も準喪服で行くのが無難ですが、「平服でお越しください」とあればカジュアルすぎないダークスーツなどで行ったほうが良いでしょう。

四十九日法要の一般的な流れ(納骨式も同時に行う場合)

  1. 法要を行う場所(菩提寺・自宅・法要会館など)に集まる
  2. 四十九日法要
  3. 納骨式(墓地へ移動)
  4. お斎(会食)、引き出物を渡し解散

日時を決める

四十九日当日が平日なら直前の土日・祝日などにする

菩提寺の住職と相談して四十九日法要の日程を決めます。本来は故人の没日を含めて四十九日後に法要を行いますが、当日が平日の場合は直前の土日や祝日など、参列しやすい日に調整することが多いです。

時間帯は会食をとることが普通なので昼時

また、命日から四十九日法要まで三ヶ月にまたがることを避けた方が良いという宗派・地域もあります。その場合は、2ヶ月以内に繰り上げて法要をするか、五十七日法要を忌明けとする宗派もあります。菩提寺の住職とよく相談して日程を確認しておきましょう。

仏滅・友引・大安などは考慮しなくて良い

友引の日に休むことが多い火葬場の日程もあり、葬儀・告別式は六曜で縁起の良い日・悪い日を考慮することも多いですが、法要に関しては六曜をあまり考慮する必要はありません。基本的に繰り上げで、なおかつ土日・祝日でしか法要を行えないので、六曜まで気にしていたらそもそも法要を行うこと自体が難しくなります。

できるだけ早く決める

参列しやすい休日に行う事が多いので、法事が混みあうことが予想されます。葬儀後、なるべく早く住職と相談して日程を押さえておく必要があります。

具体的な部分を決める

場所を決める

菩提寺の本堂が多いですが、自宅や法要会館などを利用することもあります。菩提寺がない場合は、葬儀社や墓地・霊園の管理者に紹介してもらいましょう。

日時が決まったら関係者に連絡をする

身内だけで営む場合は電話連絡で大丈夫でしょう。友人・知人など、広く関係者を集める場合は、案内状を出して出欠確認をします。

当日に必要な準備

参列者への返礼品である「引き出物」の用意

四十九日法要では参加者から「御仏前」をいただくこともあるので、その返礼として引き出物を用意する必要があります。食べ物やお茶・タオルなど、かさばらない軽い物を選ぶようにします。引き出物には弔事の水引きに「粗供養」または「志」の表書きを書きます。

「お斎」の会場と料理の用意

四十九日法要の後は会食を行うことが一般的です。この法事のときに振る舞う食事のことを「とき」と言います。昔は自宅で法要を行った後、そのまま自宅で振る舞われるのが一般的でしたが、最近ではお寺で法要を行い、お斎を料亭やレストランに場所を移したり、法要会館で法要を行い、そのままお斎を振る舞うことが多くなっています。

料理の内容は弁当や仕出し膳が好まれます。注文の際は法要の食事であることを伝えて、おめでたい席の料理が入らないようにすると良いでしょう。

僧侶へのお礼の用意

僧侶への返礼として、お布施を用意します。相場は3〜5万円ですが、不安なら菩提寺に相談してみるとよいでしょう。お布施の他に、自宅に来て貰う場合には「お車料」を、お斎を辞退される場合は「御膳料」も別途お渡しします。なので、あらかじめお斎に出席されるかどうか確認しておくとよいでしょう。

また、お布施はお盆にのせて渡すのが作法ですので、小さなお盆も用意しておきます。

四十九日法要までに準備しておくもの

四十九日法要当日に必要なものではないですが、時期的に四十九日までに用意して置かなければならないものがあります。

忌中に頂いた香典の返礼品「香典返し・後返し」の用意

本来は四十九日法要の時期に忌明けの報告とお礼を兼ねて、挨拶状を添えて返礼することが一般的でしたが、最近では葬儀当日に香典返しを行う「即日返し」が増えています。即日返しの際、一定額以上の香典をもらった場合、即日返しだけでは不十分な場合も出てくるので、四十九日の時期に改めてお礼の品を送ります。これを「後返し」と言います。

香典返しをする場合、また即日返しをしたものの、高額な香典をいただいて後返しが必要になった場合は、四十九日法要を目処にお礼の品を送るように準備しておきましょう。

本位牌(黒塗り位牌)と仏壇

葬儀で使用した「白木位牌」は仮位牌です。四十九日法要時に本位牌へと魂を移し替え、白木位牌はお焚き上げしてもらいます。新しい位牌やお墓に魂を入れる儀式を仏像の目を最後に入れることで魂を込めることにちなんで、開眼法要(開眼供養)と言います。位牌の開眼法要は四十九日に行うことが多いです。そして魂を入れた本位牌は自宅に持ち帰り仏壇に納めます。

したがって、「黒塗りの本位牌」と「仏壇」を四十九日法要までに用意しなければなりません。仏壇は宗旨・宗派により本尊や飾り方が異なりますので、葬儀社や仏具店と相談して決めます。仏壇内に安置する本尊に対しても開眼供養を行います。

詳しくは位牌の基本をご参照ください。

 納骨も行う場合

基本的には菩提寺に納骨式も同時に行う旨を伝えます。石材屋さんに墓石や墓誌への戒名彫りや納骨室の石蓋開けを手配します。詳しくは納骨式を参照してください。

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法要の中でも重要な四十九日法要について、意味・流れ・決めるもの・準備するものなどをまとめてみました。 法要の中でも重要な「忌明け」の法要 葬儀後の初めての本格的な法要 四十九日法要は一周忌までの法要の中でも最も重要な忌明け法要です。死者が現世とあの世を彷徨っている四十九日間を忌み日と言い、忌み日が終わり死者が成仏するのがこの「忌明け」です。 納骨式も同時に行う事が多い 納骨自体はどの時期にやるものという決まりはないのですが、四十九日法要と同時に納骨を行い、その後会食するのが一般的になりました。詳しくは納骨式を参照してください。 多くの人が参列する大きい法要 四十九日法要は遺族・親族だけでなく、友人・知人なども参加する大きな法要です。菩提寺の住職と相談し、日程などを決めておく必要があります。 四十九日法要の服装は? 施主側は三回忌までは喪服を着ることが望ましいですが、平服で行うこともできます。服装マナーの基本にもある通り、参列者より格式の高い服装でなければならないので、正喪服・準喪服が無難です。平服で行う場合は参列者に「平服でお越しください」とお伝えしておいたほうが良いでしょう。 参列者側も準喪服で行くのが無難ですが、「平服でお越しください」とあればカジュアルすぎないダークスーツなどで行ったほうが良いでしょう。 四十九日法要の一般的な流れ(納骨式も同時に行う場合) 法要を行う場所(菩提寺・自宅・法要会館など)に集まる 四十九日法要 納骨式(墓地へ移動) お斎(会食)、引き出物を渡し解散 日時を決める 四十九日当日が平日なら直前の土日・祝日などにする 菩提寺の住職と相談して四十九日法要の日程を決めます。本来は故人の没日を含めて四十九日後に法要を行いますが、当日が平日の場合は直前の土日や祝日など、参列しやすい日に調整することが多いです。 時間帯は会食をとることが普通なので昼時 また、命日から四十九日法要まで三ヶ月にまたがることを避けた方が良いという宗派・地域もあります。その場合は、2ヶ月以内に繰り上げて法要をするか、五十七日法要を忌明けとする宗派もあります。菩提寺の住職とよく相談して日程を確認しておきましょう。 仏滅・友引・大安などは考慮しなくて良い 友引の日に休むことが多い火葬場の日程もあり、葬儀・告別式は六曜で縁起の良い日・悪い日を考慮することも多いですが、法要に関しては六曜をあまり考慮する必要はありません。基本的に繰り上げで、なおかつ土日・祝日でしか法要を行えないので、六曜まで気にしていたらそもそも法要を行うこと自体が難しくなります。 できるだけ早く決める 参列しやすい休日に行う事が多いので、法事が混みあうことが予想されます。葬儀後、なるべく早く住職と相談して日程を押さえておく必要があります。 具体的な部分を決める 場所を決める 菩提寺の本堂が多いですが、自宅や法要会館などを利用することもあります。菩提寺がない場合は、葬儀社や墓地・霊園の管理者に紹介してもらいましょう。 日時が決まったら関係者に連絡をする 身内だけで営む場合は電話連絡で大丈夫でしょう。友人・知人など、広く関係者を集める場合は、案内状を出して出欠確認をします。 当日に必要な準備 参列者への返礼品である「引き出物」の用意 四十九日法要では参加者から「御仏前」をいただくこともあるので、その返礼として引き出物を用意する必要があります。食べ物やお茶・タオルなど、かさばらない軽い物を選ぶようにします。引き出物には弔事の水引きに「粗供養」または「志」の表書きを書きます。 「お斎」の会場と料理の用意 四十九日法要の後は会食を行うことが一般的です。この法事のときに振る舞う食事のことを「お斎とき」と言います。昔は自宅で法要を行った後、そのまま自宅で振る舞われるのが一般的でしたが、最近ではお寺で法要を行い、お斎を料亭やレストランに場所を移したり、法要会館で法要を行い、そのままお斎を振る舞うことが多くなっています。 料理の内容は弁当や仕出し膳が好まれます。注文の際は法要の食事であることを伝えて、おめでたい席の料理が入らないようにすると良いでしょう。 僧侶へのお礼の用意 僧侶への返礼として、お布施を用意します。相場は3〜5万円ですが、不安なら菩提寺に相談してみるとよいでしょう。お布施の他に、自宅に来て貰う場合には「お車料」を、お斎を辞退される場合は「御膳料」も別途お渡しします。なので、あらかじめお斎に出席されるかどうか確認しておくとよいでしょう。 また、お布施はお盆にのせて渡すのが作法ですので、小さなお盆も用意しておきます。 四十九日法要までに準備しておくもの 四十九日法要当日に必要なものではないですが、時期的に四十九日までに用意して置かなければならないものがあります。 忌中に頂いた香典の返礼品「香典返し・後返し」の用意 本来は四十九日法要の時期に忌明けの報告とお礼を兼ねて、挨拶状を添えて返礼することが一般的でしたが、最近では葬儀当日に香典返しを行う「即日返し」が増えています。即日返しの際、一定額以上の香典をもらった場合、即日返しだけでは不十分な場合も出てくるので、四十九日の時期に改めてお礼の品を送ります。これを「後返し」と言います。 香典返しをする場合、また即日返しをしたものの、高額な香典をいただいて後返しが必要になった場合は、四十九日法要を目処にお礼の品を送るように準備しておきましょう。 本位牌(黒塗り位牌)と仏壇 葬儀で使用した「白木位牌」は仮位牌です。四十九日法要時に本位牌へと魂を移し替え、白木位牌はお焚き上げしてもらいます。新しい位牌やお墓に魂を入れる儀式を仏像の目を最後に入れることで魂を込めることにちなんで、開眼法要(開眼供養)と言います。位牌の開眼法要は四十九日に行うことが多いです。そして魂を入れた本位牌は自宅に持ち帰り仏壇に納めます。 したがって、「黒塗りの本位牌」と「仏壇」を四十九日法要までに用意しなければなりません。仏壇は宗旨・宗派により本尊や飾り方が異なりますので、葬儀社や仏具店と相談して決めます。仏壇内に安置する本尊に対しても開眼供養を行います。 詳しくは位牌の基本をご参照ください。  納骨も行う場合 基本的には菩提寺に納骨式も同時に行う旨を伝えます。石材屋さんに墓石や墓誌への戒名彫りや納骨室の石蓋開けを手配します。詳しくは納骨式を参照してください。