「りん」は漢字では「鈴」や「錀」と書きます。「おりん」と呼ばれることもあります。 これまでの「りん」は、昔ながらの仏壇におかれているようなものしかありませんでした。 お椀の部分を「りん」と呼びますが、昔ながらの「りん」はりん台の上にりん布団と呼ばれる座布団的なものを敷いて使われるのは皆さんご存知のとおりです。
りんはもともとは禅宗で使われていたそうですが、現在はすべての宗派で使われている仏具になります。 そして、本来は読経のときに鳴らすものです。 つまり、よく見られる、お仏壇でお祈りするときに手をあわせる前に「チーン」と鳴らすのは正式な使い方としては正しくありません。
りんを鳴らす意味は邪念を払うということ、音とともに故人への祈りや供養を仏の世界まで届けるという意味があるとされています。 そうした思いを込めてりんを鳴らすようにすれば、特に正式な使い方を意識しなくてもよいのではないでしょうか。
最近では現代風のおしゃれなデザインの「りん」が出てきました。 当店でも様々な「りん」を扱っていますので、どうぞお気に入りの「りん」をお探しください。